3.WTCサイトの開発状況


ワールド・トレード・センター(WTC)の再建工事開始に伴い、 現地では グラウンド・ゼロ(GZ)という表現はあまり使われなくなり、「WTC site」と呼ばれる事が多くなっています。このHPでも、「グラウンド・ゼロ」は必要な場合にとどめ、「WTC跡地」、「WTCサイト」等の表現に順次改めてゆきますので、ご了承ください。  

                     
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3-1WTCサイトの開発状況
(「グラウンド・ゼロの現状」改題)

3-1-19:3WTCビルの完成と地下鉄コートランド駅再開(2018.10更新)
3WTCビルが2018年6月に完成しました。
また、事件後閉鎖されていた地下鉄コートランド駅が,9月8日、WTCコートランド駅として再開しました。
これにより、周辺の地下鉄およびPATH線がハブ駅構内を通過して結ばれることになりました。
なお、ハブ駅は愛称「オキュラス」と呼ばれています。

3-1-18:ファーマーズ・マーケット開店(20017.9)

ハブ駅の東側広場に近郊の野菜や食品などを売るマーケットが開店し、和やかな雰囲気をただよわせています。
(ただし毎日開店では無いようです)



肝心の地下鉄との接続は、PATH以外はまだ工事中のようです。

3-1-17:ハブ駅の開業により明るい雰囲気に(2016.9現在)
完成したハブ駅と第1ビル(WTC1)がグランド・ゼロと呼ばれていた一帯の雰囲気を明るいものに変えました。
WTC敷地の、南側では破壊された「ギリシャ正教会」の再建が開始されています。その周囲の庭はすでに通行可能で西側の「フィナンシャルセンター」とメモリアル南側を結ぶ歩道の一部として利用されています。一方敷地北東の一角には。
「アート・センター」の建設が発表されました。完成は2020年の予定です。これで周辺の再開発は一段落となります。


 
(写真左)完成したハブ駅外観。後ろが1WTC,その右が7WTC
(写真右)ハブ内部。PATHと地下鉄各線の乗り換えができる。 
両側と中二階はショッピングモールとなっている。
3ー1-16:ハブ・ステーションを中心に建設進む(2015.9.現在)
ハブ駅の工事の進展が注目されます。今年末か来年春にはオープンする模様です。地下鉄やPATHの乗り換えが便利になり、ショッピング・モールもできる予定です。第1ビルはテナントの入居がはじまり、展望室もオープンしました。ハブ駅の北隣に立つ予定の第2ビルはまだ着工されていませんが、大幅な設計変更が提示されました。工事を見合わせていたハブ駅南隣の第3ビルも工事を再開しました。                                            
各ビルの完成(予定)や入居状況について、「フィナンシャル・タイムス」(9月11日、A13面)に記事が有ったので一部引用してみます。                                                              

第1ビル:2014年11月完成、入居64%
第2ビル:2020年中頃完成予定
第3ビル:2018年初め完成予定
第4ビル:2013年11月完成、入居62%
第7ビル:2006年5月完成、入居100%



(左)手前が地下鉄R線コートランド駅入り口、その先の車の通っているのはチャーチ・ストリート   
その後ろに建築中の第3ビル、曲線状のハブ駅、さらに後ろ左が第1、その右に第7ビル(完成)
(右)ほぼ外郭が完成したハブ駅、その右手に第2ビルが計画されている。(サイト東から西をみる) 
3-1-15;トランスポーテーション・ハブの建設追い込みに(2014.9撮影)
多くの地下鉄を結ぶハブ駅の建設が最終段階に入り、角のような突起の取付け作業が進んでいます。建物完成後は内部に
ショッピング・モールなどが設けられます。2015年に完成の予定です。                                

 
(左)ハブ駅の工事。地上に置かれた白い「角」をクレーンで吊上げて取り付ける。
(右)夕空を映す1WTCとミュージアム(右手前)
(写真中の撮影年表示は「2014」の誤りです)

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3-14:12周年を迎えたWTCサイト(2013.9.撮影)
  WTCサイトの


3-14:12周年を迎えたWTCサイト(2013.9.撮影)
  WTCサイトの建設もいよいよ追い込みに入ってきた感じです。敷地南西角の第4ビル(槇文彦氏設計)はほぼ完成し、今秋中にもオープンの予定です。8月 正面玄関ロビー上部には彫刻家 西野康造氏の作品 「スカイメモリー」が設置されました。                                          
  第1ビルもすでに頂上にアンテナの設置を完了し、点滅するライトがJFKに進入する飛行機の上からも見ることが出来ます。高さ541メートル・104階建で、来春の入居開始を目標に内装工事が進められています。  敷地西北角に設けられるハブ・ステーションは、恐竜の骨格標本を思わせる奇妙な形状の設計で、話題になっていましたが、ようやくその屋根部分の基礎が姿を現しました。この鉄骨だけでもその斬新な外観が推測できます。完成すると地下鉄やNJにつながるPATH線が集中する乗り換え駅となり、マンハッタン南部の中心駅となることが期待されています。                                             


(写真左)ほぼ完成した第4ビル・その右で第2ビルが建築中、後ろが第1(左)、第7ビル(ファミリー・ルームから)
(写真右)ハブ駅の特徴ある鉄骨構造の基礎部分が姿を現した。                           


ハドソン河を隔ててニュージャージー側から見た1WTC
アンテナもついて外観はほぼ完成している

3-1-13:メモリアルの春(2013.4.27)


学会でアメリカに行ってきた友人がメモリアルを訪れ、その時の写真を送ってくれました。まだオークの木の芽吹きはありませんが、空の色や滝の水になんとなく春の気配が感じられます。撮影:4月15日。
(右側の写真の中央はミュージアムの建物で、その右手に南棟、左手に北棟プールがあります)

3-12:11周年を迎えたWTCサイト(2012.9.撮影)


完成近い第1ビル(1WTC,通称フリーダム タワー)
入居者はすでに決まったとのこと。
その右は第7ビル(完成)、左手前は第3ビル(工事中断)


(左写真)ファミリールームから。ビル建設の進行によりメモリアルは殆ど見えなくなってしまった。
画面左は第4ビル(完成まぢか)、右は第3ビル(入居者申し込みが少なく、工事は中断状態)
(右写真)ミレニアム・ヒルトンから。第3ビルの隣では「ハブ駅」の工事が盛んに行われている。その奥が
1WTCの基部。                                              

3-11:10周年を迎えたWTCサイト(2011.9.撮影)


「センチュリー21」ビル8階の「911家族会」事務局より撮影
(4WTCの建設が進み、ファミリールームからは全体が撮影できなくなった)

(左から右へ)南棟プール、植栽、ミュージアム建屋、北棟プール、1WTC



1WTC下部(星条旗が下がっている)、右は7WTC,手前はハブ駅工事現場

1WTC外壁にはステンレスのパネルが貼られ空を映している。
(他のビルも同様の外観となるらしく、4WTCも同様のパネルが貼られている)

3-10:9周年を迎えたWTCサイト(2010.9.10撮影)
工事の遅れはあるが、ようやく各種の施設や建物が姿を見せ始めた。


ファミリールームから撮影

メモリアル部分がかなりはっきり見え始めた。中央、左右の赤い四角な枠に囲われた四角い部分がプールで、その腰壁に犠牲者名が刻まれる。その間に十数本の植栽がみえる。ホワイト・オーク(樫)で、完成時にはメモリアル敷地全面を覆うことになっており、その下の地面は(募金によった)敷石がしかれる。植栽の奥とその左のコンクリート構造物(9・11と書かれている)は地下構造の排気ダクトだが、地下の工事状況は判らない。植栽の右の白い幕がまかれているのが、ミュージアムの象徴的展示物となる旧WTCの鉄骨で、現在星条旗が貼り付けられている。その手前から下までがミュージアムの位置で、一部鉄骨工事が進んでいる部分が赤く見えている。  (メモリアル完成は2011年、ミュージアムは12年の予定)  写真左下は4WTC。以外に早く建設が進んでいるが、完成予定は2013年。ただ、このビルができるとファミリールームから敷地南面の視野は妨げられる。              



やっと姿を現し始めた1WTC、36階まで鉄骨工事が進む。2013年完成予定。
その右手前の部分がトランジット・ハブ(総合駅)。2015年完成予定。駅からミュージアムへの直結通路構想は保安上の理由で廃止され、いったん路上に出る。                         


3-9:8周年を迎えたWTCサイト(2009.9.10撮影)
 昨年9月の写真(3-6)と比べると、メモリアル部分は地上レベルまで出来つつあるのが判かります。この上に土を盛って植栽することになるのでしょう。                            
右側が「WTC1(フリーダム・タワー)」建設地で、鉄骨が地上に見えて来ました。右下の構造物は地下鉄(PATH)駅で、メモリアルを取り囲むように線路が走っています。 その手前の3棟のビルは、昨年と比べても変化はごく僅かで、関係者のあいだでトラブルになっているようです。(ファミリールームから撮影)       
                        
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3-8:7周年を迎えたグラウンド・ゼロ(2008.9.12撮影)
中央部3面を白いコンクリートで囲まれた部分がメモリアル北棟部分の地下構造部、その右のV字方に白いクレーンの立っているところが「フリーダム・タワー」建設地。右下の構造物は地下鉄(PATH)駅。   
その手前に3棟の高層ビルが建つ予定だがまだブルドーザによる掘削作業の段階で、構造物は全く出来ていない。昨年の写真と比べると変化はごく僅かに思われる。  
                             
       

3-7. 6周年を迎えたグラウンド・ゼロ(2007年9月)

追悼式翌日のファミリールームから見たグラウンド・ゼロ
昨年と同位置の撮影です。右上(Freedam Tower位置)に建設機械が入っている以外、大きな差はみられません。                 

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グラウンド・ゼロ 概略図(2003年版)