ニュースおよびお知らせの補足

ニュース(55)およびお知らせ(17)関連
9.11による精神的被害を受けた方への治療費等の負担についての米国赤十字からの広報

ご存知でしたか?あなたは、サービスを受ける資格が有るかもしれません!

メリカ・ワールド・トレード・センターの悲劇から、5年が過ぎた現在も、被災者の方々にメンタル・ヘルスおよび薬物障害から立ち直るためのプログラムが無料で存在します。

このプログラム参加資格規定は2001911日に
 
キャナル通りより南に住んでいた方
*仕事場・学校が中華街周辺またはそれより南に位置していた方  (当日お休みでも構いません)
通勤・通学途中にその付近にいた方で災害に巻き込まれた方
災害でご家族をなくされた方 などです。

被災者本人のみならず、ご家族の方、または祖父母の方、内縁の方なども、プログラムの対象になります。

保険の付帯状況、移民資格、国内外の現住所に関わる事なく、このサービスは受ける事できます。例えば、保険が無い方は100%の費用サポートが受けられます。

さらに、プログラム参加者は、事件に関連した過去の諸医療費を、事件当日から遡って、サポートが受けられます。その際には、領収書等の書類が必要です。

またすでに帰国された方も、日本で資格(免許)のある医師等から、サービスを受けられ、個人負担金分がアメリカ赤十字軍により支払われます。(医師が直接、アメリカ赤十字軍に請求する形になります)

参加資格がある方急いでください!

このサービスの申し込み期限が迫っています。200712日までに、お申し込みください。尚、このサービスは、20071231日まで提供されます。     

詳細情報が必要な方は以下の連絡先まで:

1800LIFENET(543-3638) (国際電話ですが、日本語オペレーターがいます)

http://www.9-11mentalhealth.org/home.html (英語のみです)

または www.9_11mentalhealth.org (日系関連団体が、日本語でお手伝いをします)

(註:日本国内には状況を詳細に把握している機関が無いため、問合せは直接アメリカ    に行う以外に方法がありません。)
(追記:近く担当者が来日して東京、大阪で説明会が行われる予定です。詳細判明次第掲載しますKAZU)

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サンプルQ&A(2006.11.20追加)
911ウェルネス・プログラムの申し込み資格についての、よくあるご質問と回答を集めてみました。ケースにより詳細は異なる事がありますが、ご参考にしてください

Q1:仕事先はマンハッタンのミッドタウンなのですが、通勤途中に災害に巻き込まれ、地下鉄から救出され、徒歩で自宅まで戻りました。怪我などはしませんでしたが、怖かったという感覚が今でも残っています。この程度の被害で、プログラムに申し込めるでしょうか?

A1:プログラムのベネフィットを受けられる可能性は高いです。その際に、自分の通勤経路や当時の住所、その日、 地下鉄の何処で救出されたか、またどの様な光景を見たなど、まとめておくといいと思われます。貴方の様な体験をした方で、アフター・ケアやサポートを受けられる事が出来ず、苦しんでいる方が大勢います。心の中に少しでも、恐かったなどの思いがあるのなら、ぜひ、この機会に、サポートを受けてみてください。

Q2:ルームメイトが、災害に巻き込まれました。命に別状はなかったのですが、身近な人が巻き込まれ、とてもショックに思いました。それ以降、明日はわが身ではないですが、ひどく不安になったりして、以前より心穏やかにいれません。自分自身は、災害に巻き込まれていなくても、プログラムに申し込めるでしょうか?

A2:日本人の習慣にも、血縁関係に関わることなく、一緒に一つ屋根の下で暮らす人を家族と同じように扱う事があります。ルームメイトの場合、この日本文化的背景を根拠に、彼らをエクステンド・ファミリーというくくりに当てはめる事が出来ます。申請の際に、ルームメイトの方を、あなたのエクステンド・ファミリーとして説明すると、担当の方に理解してもらえると思います。また、家賃・光熱費等も、一緒に支払っていた等の説明も有効かと思われます。また、申請の際に、出来るならば、災害に巻き込まれたルームメイトと一緒に申請すると、スムーズに進行すると思います。もし、その方が既に日本に帰ってしまったり、別々に暮らしている等の際は、そのとき一緒に住んでいた住所が記載された配達物(光熱費の請求書等) を、あなたとルームメイトそれぞれ用意し、また、ルームメイトの方に、災害に巻き込まれた場所等の詳細を用意してください。

Q3:バッテリーパーク周辺に住んでおり、退去命令により家に帰れませんでした。その間、知り合いの方々にお世話になったりしましたが、心身ともに不安定な日々を過ごしました。その際に、補助金は受け取りましたが、更にメンタル・ヘルスの補助金まで受けられるのでしょうか?

A3:911災害当初の救済プログラムと、今回のメタル・ヘルスを中心としたプログラムは、基本的に違うものです。同じ、アメリカ赤十字社が運営していますが、災害当時に登録して、救済金を貰っている方でも、再度このプログラムに登録し補助を受けることが出来ます。

Q4:WTC災害のときには、NYCに住んでいましたが、それから5年も経過し、今の自分のストレスや不安などが、それが元になっているのかどうか、よくわかりません。

A4:現在、無気力・不眠症などの症状はありますか?何かしらのサインがありましたら、その症状がどの出来事を根にしているのかは、専門化の意見を伺ったほうがいいかと思われます。一度、当方の無料相談を利用してみるのも、一つの手段化と思われます。その結果により、プログラムに申し込めるかどうかが見えてくると思います。
Q5:WTC内の会社に勤めていましたが、その日の出社時に、地下鉄の出口を出てすぐに異変を感じたので、会社のWTCのビルを見る事もなく家に戻りました。同僚には、怪我を負いながらもビルから避難された方もいます。その方たちと比べると、私はWTCにも入らなかったので、プログラムの対象にはならないのでしょうか?

A5:WTC内に勤務されていた方々は、無条件で、その日の出勤状況に関わることなく、プログラムを利用可能です。また、WTC周辺(基本的にChamber St (チャンバー通り)以南の会社に勤務されていた方々は同じ条件です。また、Chamber St (チャンバー通り)以南の学校に通学していた学生も同様です。例:Borough of Manhattan Community College, CUNY, Pace University, Language schoolなど。申請の際に、会社や学校から、通勤・通学証明のために、手紙を書いてもらうか、現在も、社員証/学生証をお持ちなら、そのコピーが必要となります。

Q6:事件当時はNYCに住んでいて、WTC付近の学校に通っていましたが、卒業して日本に帰国しました。日本でもプログラムは受けられるのでしょうか?また、カウンセラーの紹介をしてもらえるのでしょうか?

A6:現住所に関わることなく、このプログラムには申し込めます。申し込みの際、当時の学生証などが必要になると思われます。また、日本トラウマティック・ストレス学会により、全国のメンタル・ヘルスのカウンセラーや医師をご紹介する事が出来ます。

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お知らせ(13)「トリビュート・センター」関連
「Sep. 11th Families Association」からの手紙

親愛なるご家族の皆様
拝啓

 春らしくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、私どもSeptember 11th Families’ Associationのプロジェクト、「トリビュート・センター」にご協力をお願い致したく、お便りをさせて頂きました。トリビュート・センターは、来る7月、ちょうどワールド・トレード・センター跡地の向かい側、リバティー・ストリート120の地にオープン致しますビジター学習センターです。1993226日と、2001911日にどのようなことが起こったのか、事件に人生を左右された多くの方々の声を通じて学んで頂く場であり、恒久の博物館と追悼碑が完成するまでの間、情報と教育、思いをめぐらせる場の提供をしてまいります。

あの911日のテロ事件直後よりしばらくの間で、最も胸傷む記憶の一つが、壁やフェンスやファミリールーム、ビジター・プラットホームに自然とできていった“記念碑”の数々です。写真や記念の品、尋ね人のポスター、手紙は、愛と喪失とを強烈に物語っておりました。特にワン・リバティー・プラザのファミリールームには、亡き人と分かち合った人生のかけがえのない瞬間をとらえた写真や記念品、手紙があふれています。

私どもは、そういった心よりの追悼の思いをトリビュート・センターに再現し、訪れる多くの方々に、私たちの今は亡き愛する者たちについて知って頂きたいと考えております。私自身は、息子の追悼ミサの案内状と、息子が孫たちと一緒に写っている写真を寄託するつもりです。皆様方におかれましても、たとえば下記のようなものがございましたら、お寄せ頂けないでしょうか。

1)      亡くなられた方のお写真:私どものねらいは、敬意ある雰囲気を創出し、私たちの愛する者たち一人ひとりの生き生きとした人となりを、訪れる多くの方々にわかって頂くことにあります。皆様方が一般の人たちに見て欲しいと思うお写真をお寄せ下さい。

2)      お仕事中、またはご家族と一緒のお写真:ワールド・トレード・センターで働いておられる最中のショットや、同僚、ご家族と一緒に撮られたものも、有り難く収集させて頂いております。ワールド・トレード・センターというコミュニティが、いかに多様であったかを実感して頂きたいためです。友達や同僚と、お仕事の途中、WTCのオフィスの中、或いは子供さんと一緒などの、そういった場面すべてが、亡き人たちのかけがえのない存在を織りなしてくれるのではないかと思っております。

3)      ポスター:“尋ね人”のポスターをお作りになった方はおいででしょうか。その複製もつつしんでトリビュート・センターに収めさせて頂いております。

4)      品物:亡くなった方の在りし日をしのばせるような、小さな品物も探しております。ファミリールームやワールド・トレード・センター跡地近くに置かれたような品物もまた、失われたいのちを物語ってくれるのではないかと思います。置かれていた品物と申しますと、誕生日の写真やプレゼント、スノー・グローブの飾り、旅行のお土産、生まれた赤ちゃんの写真、子供達が亡くなったお父さんお母さんに見て欲しいと思った学校の賞状、所属消防署の記章、小さな思い出の品物などです。そういったものを、ファミリールームに飾ったり、跡地そばに置いたりするのと同じように、トリビュート・センターにもお寄せ頂けないでしょうか。これらの品物は大変意味の深いものであると存じます。敬意をもって大切に取り扱うことをお約束いたします。展示品の中に織り交ぜ、私たちの“群像”を表現する助けとさせて頂きます。

お願い:上記のものは、2006531日までにお送りください。

お写真や尋ね人のポスターは、同封の返信用封筒にてご郵送ください。お写真は封筒に入るサイズのものをお送り頂けるよう、お願い申し上げます。

品物の送り先は下記の通りです。

Meriam Lobel, Exhibit Developer,

The TributeCenter

50 Broad Street, Suite 1937

New York NY 10004

 お送り頂きますお写真やポスター、品物にはもれなく、亡くなられた方のお名前、お送り頂いた方のお名前、電話番号をお付けください。こちらから詳細についてお問い合わせをさせていただく場合がございます。ご質問がございましたら、(212)422-3521までお電話ください。

ウェブサイト経由の寄託:デジタル写真などを頂戴できる場合は、私どものウェブサイトwww.911families.org からお送り頂けます。手続きを容易にするため、パスワードを同封させて頂きました。“Tribute Center Family Photo Submission”のリンクをクリックして、次のページにパスワードを入力してください。

 トリビュート・センターは小さなスペースですので、お寄せ頂いたものをすべて同時に展示できないことが予想されます。ローテーションによる展示替えを行い、あるものを展示している間、ほかのものは保管しておく、という形を考えております。お寄せ頂いたものは、トリビュート・センターの永久の収蔵品となり、返還はされません。トリビュート・センターを、人間らしいたたずまいとするためにご尽力賜りますことを、心より感謝いたします。このような大変特別な形で、私たちの愛する者たちすべてに敬意を表する取り組みにご協力頂き、誠にありがとうございます。

敬具 

副代表 Lee Ielpi リー・イェルピ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真には「寄託書」を添付する必要があります。
寄託書面には、望ましい写真の種類(上の手紙とほぼ同様)、サイズ(返信用封筒に入るものであること、註:,封筒は 約20 X 30cmなのでA4版以内ならOKです)、枚数は3枚で展示は3枚を順次行うこと、写真は返却されない事が記載されています。同意し,写真の使用を許諾するする署名欄と、亡くなった方の氏名、勤務先、年齢の記載欄があります。自製される場合は次の項目をいれておけば、目的は達すると思います。住所、氏名はローマ字で記載してください。
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(寄託者氏名)
(住所)d
             
SUBMISSION FORM (寄託書)
1.SUBMIT PHOTOS(写真の寄託)
  I authorize use of the enclosed photographs by the Tribute center. Please sign the following release.(同封の写真をトリビュートセンターが使用すること認め署名します。)
Print Name(寄託者氏名、活字体)    Signature(寄託者サイン)

2. VERIFY YOUR LOVED ONE'S INFORMATION(あなたの愛する方の情報)
  (視聴覚機材には全犠牲者名が収録されます。下記の記載を確認してください)
     Loved One's Name{愛する方(犠牲者)の氏名}(ローマ字、活字体)
     Company(勤務先)
     Age in 2001(2001年時の年齢)
--- Check here. Yes, this information about my lovved one is correct.
   (チェック欄) この私の愛する人の情報は正確です。

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お知らせ(1)「米司法省」関連
 弁護士会連絡先
    第一東京弁護士会「判事被害者保護に関する委員会」
      電話 03-3595-8582  業務連絡課    
  
     

お知らせ(3)「カウンセラー」関連
     武蔵野大学心理臨床センター 
       電話相談  0424-68-3919
       受付時間 月、火、木、金 11-17時、 水 14-20時
           (面接は有料です。2000円〜)

 JR中央線 または京王井の頭線 吉祥寺駅北口より
   関東バス (吉72) 桜堤団地行 または (吉73)向台町5行
     女子学院下車
 他、JR三鷹駅からもバスあり、タクシーはJR 三鷹または武蔵境。

                      

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