5.追悼式、追悼施設

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 5−2−2:地域の追悼施設(アメリカ国内)                       
(6)ニュージャージー(NJ)州メモリアル(2011,10)
 9月10日、ハドソン川をへだててマンハッタンを望む「リバティー州立公園」の南端、フェリー乗り場(旧鉄道駅)の近くにニュージャージー州のメモリアルが設置されました。芝の低い丘を切り裂くように2列のコンクリート壁が相対して立ち、その内面に貼られたステンレス板のパネルに、同州出身の犠牲者746名(日本人4名)の氏名が大きな文字で刻まれています。                      
 メモリアルは「空虚な空」(Empty Sky)と呼ばれ、高さ9m,長さ70m(概略)の二つの壁の間に立つと空が望める構造になっています。長さはWTCビルの壁面に相当するとのことです。その前にはトレードセンターの鉄骨も設置されています。  
マンハッタンからも旧駅舎の右に細長いコンクリート構造を見ることができます。
(車が無い場合は、NY側からフェリーにのり、エリス島で乗り換えるのが楽です)


(左)メモリアル壁面。建物はマンハッタン。
(右)フェリーから旧駅舎とメモリアル(右側の白い壁)

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(5)マサチューセッツ州(ボストン)のメモリアル(2010.10.1)

 

ボストンの中心地の公園、ボストン・コモンの西に接するパブリック・ガーデンの西口を入るとすぐのところにあり、マサチューセッツ州出身の九十数名の犠牲者の氏名が刻まれています。(地下鉄グリーン線・アーリントン駅)           

(4)ニュージャージー(NJ)州エセックス郡のメモリアル(2010,10.1)

鷲の像の下に犠牲者氏名を記した本が開かれている。

 
(左)入口の標識            
(右)犠牲者全員の氏名を刻んだ碑

バーゲン郡(2)の南のニュージャージー州エセックス郡の追悼碑です。   
イーグル・ロックと呼ばれる高台の上にあります。地名にちなんだ鷲の像の下に開かれた本があり、その上に59名の郡出身の犠牲者の氏名が刻まれています。
その前には少女の立像、左右には警察と消防のヘルメットの像があります。さらにその左右の石の上に、9.11の全犠牲者の氏名が刻まれています。 航空機乗員の碑もあります。(道路が複雑で、行き方を説明できません。また、天候不良のためニューヨーク方面が見えず、写真もうまくとれませんでした)         

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3)ニューヨーク市・バビロン地区メモリアル(2008.10.3)
ロングビーチの海岸にある追悼のベンチについては、5−2−3「その他のメモリアル」で紹介しましたが、そこから大西洋岸沿いにさらに東に走った所に、2007年建てられました。細い尖塔が目印です。                         
この地区の犠牲者約40名のレリーフと経歴が黒い石に刻まれて並んでいます。消防士や警官が多く、United の副機長もいます。親子、兄弟の犠牲者もあり碑が並んでいます。碑のほかに詩やWTCの鉄骨などもあり、追悼公園といった趣です。可愛い小さな兎も見られましたが、蚊もいるので(West Nile熱 を思い出して)ちょっと不安でした。(車がないと訪問は難しいでしょう。)      
            


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(2)ニュージャージー(NJ)州バーゲン郡のメモリアル('07,10.1)
NY市からジョージ・ワシントン橋をわたって少し走ると Overpeck公園(Leonia)があります。その大緑地の一角の木立の中に、郡出身の犠牲者 147名の氏名(内日本人4名)を記したモニュメントがあります。ツインタワーを模したと思われる2本の柱に氏名が刻まれています。場所の説明は自信がありませんが80号線を南下し、(この辺りではめずらしい)交通信号の有る踏切りの先で右折すると緑地があり、その中にあります。参考に交差点付近の標識他を掲載しますが、これは多分南から来た時に見えるものです。                                   
メモリアル全景・タワーを象徴した2本のモニュメント

 
(左)メモリアル入口付近の交差点と、Henry Hoebel Area の標識
(右)交差点付近のメモリアル案内板。右奥が左の交差点   

1)NY市・スタッテン島メモリアル (2004.10 )              
 スタッテン島はNY市南部の島で、消防士や警察官の住まいなども多く、多くの犠牲者を出しました。その追悼の碑が9月11日に除幕されました。碑は2枚の封筒が向かい合ったデザインで、家族の気持ちを亡くなった方に届けたいとの意味と思います。なおデザインはNYで設計士をされている日本人・曽野正之(そのまさゆき)さんによるものです。                                 
 フェリー乗り場に近く、野球場の西側の道をおりたところで、マンハッタン南部をのぞむ「遥拝所」といった景観のです。訪問をお勧めします。    
                           
(その後、フェリー乗り場が改築され、船をおりて右手に下りてゆくと、直接メモリアルの前に出られるようになりました。島内一周ミニ観光バスもあります。1時間強、有料ですが料金は忘れました。2008.9現在)                                         
                             

全景:2枚の封筒が向合ったデザイン。対岸がマンハッタン
      スタッテン島のモニュメント細部         


向き合った封筒の内側に横顔を模したプレート(切手のイメージ)が
あり、氏名、所属、生年月日が記載してある。             

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