5.追悼式及び追悼施設

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     5−2:ナショナル・メモリアル&ミュージアム

公式サイト(日本語訳可)http://911memorial.org

 
[現在メモリアルのための募金が行なわれています。
「お知らせ 1−2(15)」参照のうえ御検討ください]


(6−1)ナショナル・メモリアル(2011.10)(2012.9一部追加)
10年にわたり、設計や予算でもめ続けたメモリアルの地上部分が、9月11日、第一回の黙祷終了後、関係家族に公開されました。南・北2棟の跡がプールとなり、人工の滝が流れ込んでいます。その周囲のブロンズ製のパネルには、3ヶ所の2001.9.11と1993年のWTCテロ(6名)を含む合計2.983名の氏名が彫られています。氏名はパネルの下まで彫りぬかれていて、夜はその下から照明され、氏名が見えるようになっています。名前の部分に紙をあてて「拓本」を取る人が目立ちました。(その後、用紙とクレヨンのセットを配るようになりました)また献花する場所がないため、この部分に花や国旗を差し込んで行く人も有りました。このメモリアルのコンセプトは「手で触れる」ことにあるらしく、名前のの部分は触りやすいよう冬は温度調節されるそうです。                                                                     
 昼間は壮麗な感じでしたが、日没後は暖色系のライトアップがされて、大変親しみやすい感じになりました。            
2012年には、各国語の説明リーフレットが設置されました。またプール周辺の数カ所に、氏名の検索によりそのの所在を示す装置が設置されました。写真も示され、プリントアウトすることができます。                              

2014年現在、一般の公演と同じ扱いとなり、予約は不要となりました。(ただし夜間は入場できません)            
 
 メモリアルの昼と夜(2011.9撮影)

 
(左)国旗の色にライトアップされた1WTC(通称フリーダム タワー)
(右)サバイバル ツリー(下記参照)と1WTC  (2012.9撮影、左右とも)

メモリアルの周りは人工的に灌漑された約400本の樫の木が植えられていますが、1本だけ西洋梨が植えられています。この木はテロ攻撃前からトレードセンターにあった木で、植物園で養生中にも落雷に遭うなどしましたが、それにも耐えて再び元の場所に帰ってきたものです。「サバイバル・ツリー」として大切にされています。場所は南棟プールの西側です。         


(6−2)ナションル・ミュージアム(2014.10.14)
遅れていたミュージアムが、2014年5月、ようやくオープンしました。場所はメモリアル敷地内の北棟プール東側で、入口は北側にあります。建物は2階建ですが、旧タワーの地下部分の遺構がのこされています。悲惨な事件の経過を詳細に紹介していますすが、内部の構造が複雑で、注意しないと見落としが生じます。                                   
 @家族として見落とせないのは、まず犠牲者の写真展示室です。(一般公開) 写真だけでなく、その前にあるディスプレイを見てください。写真にタッチすると、さらに寄託した品物や、経歴などが表示されます。寄託品の一部は別の部屋に展示されていますが、場所が限定され、かつ現場から回収された品物が優先的に展示されているようです。                   Aまた、メディカル・エキザミナーにあったメモリアル・パークに相当するものが、「瞑想室(Meditation Room)」として設けられています(家族限定、IDカードが必要です)。その奥に判定できないご遺体の保管室があり、小窓から見ることが出来ます。   B「ファミリールーム」は2階西の角にあります。(家族限定)写真等を張ることが出来ますが、これまでに比べると狭い部屋です。夕方になると鍵を閉めてしまうようですが、係員に言うとあけてくれます。ここにも写真室と同じディスプレイがあります。
 Cこのほかに、事件の経過を展示した部屋の一角に、U93のボイス・レコーダを聞かせるブースがあります。(一般公開)   
 
       (左)北棟上にあったアンテナ        (右)破壊されたはしご車 (この横に展示室の入口があります) 
他の写真はニュース(226,228,229)を参照してください。

 (5)メモリアルの計画展示室(2009.10.1) 2009年8月末、グラウンドゼロ近くにメモリアルの完成模型や、事件の時間経過などが展示された、プリビュー・サイトがオープンしました。これはナショナル・メモリアルの公式展示室で、メモリアル完成まで維持されるものと思われます。     
内容は本欄(2)に示しているものとほぼ同様です。展示室の外観、室内の状況等は「8−1:ニューヨーク情報」をご覧ください。                   
NY情報・プレビューサイトを見る

 WTC メモリアルの計画(経過)細部を見る

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(1)暫定的メモリアル(2006.09追加)



WTCの瓦礫の中から回収された地球儀(2002.9撮影)

WTC前の広場にあったもので、暫定的なモニュメントとしてバッテリーパークに設置されました。手前の丸い石は炎をともすためのものです。事件1周年の2002年9月には、国連総会のためにに集まった小泉首相初め各国の首脳がこの前で黙祷しました。(今になると、あの時世界を覆った反テロリズムの熱気はどこに行ってしまったのかと思います)             
                            
 ウオール街を出て、「自由の女神」行きフェリー乗り場に向かう途中にあります。フリッツ・ケーニッヒ(ドイツ)制作、修復。                                    
  
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