1.ニュースおよびお知らせ


1-1:ニュース

1-2: 「お知らせ」欄を見る

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(192)今年のメモリアル・コンサートは前夜(10日)です(2012.8.10)
 例年行われていた「風の輪」メモリアル・コンサートは、会場の都合で10日夜におこなわれます。場所はリンカーン・センター北側のカウフマン・センター、マーキン・コンサートホールです。詳しくは「お知らせ」欄をご覧ください。

(191)今年のニューヨークでの追悼式について(1)(2012.7.25)
 10周年をすぎて、縮小するとの説もありましたが、ほぼ例年通りの式典が行われるようです。主催者は「メモリアル&ミュージアム」になりました。すでに連絡が届いている方もあると思いますが、連絡内容は下記の通りです。

 (開始時間不明ですが)最初の黙祷は8時46分(北棟突入時刻)で、これを含み計6回の黙祷があります。これはペンタゴン突入とU93墜落時刻を含んでいます。この間、例年通り奏楽と犠牲者氏名の読み上げが行われます。式は12時に終わりますが、メモリアルは家族に午後8時まで開放されます。夜はトリビュートライトの点灯もあります。
 現在、犠牲者氏名の読み上げを希望する家族を募集中です。 
メールによる申し込み: cferer@cityhall.nyc.gov  締め切り 8月3日(金) (抽選により決定)

なお、式典への公式招待状(兼入場許可書)は8月初めに発送予定で、当日必ず持参してほしいとのことです。

(190)ミュージアムのオープンはまたまた延期(2012.7.24)
 
今年はミュージアムがオープンされる予定だったことから、NY行きを計画されているかたも有ると思いますが、NYの家族団体からの情報では、工事は昨年末から止まっており、今年のオープンは無いとのことです。彼らは来年も疑わしいとしています。
 理由は残りの建設予算を「メモリアル&ミュージアム」と「NY・NJ港湾局」がどのような割合で負担するか、さらに今後「メモリアル」を含めた施設全体の維持費をどこが負担するかなどが決まらないためのようです。
 なお この件について当事者からの公式発表はまだ出ていません。
(壮麗な施設を作って管理費に苦労するのは、どこかの国でもよく聞く話ですが)

(追記)その後、2013年のオープンで関係者間の合意を見たとのことです。(2012.8.9)

(189)メモリアルの地球儀は公園から撤去(2012.7.24)
事件直後、瓦礫の中から回収され、補修を受けたのち、臨時のメモリアルとしてバッテリーパークにおかれてきた地球儀は、公園の地区整備のため撤去されることが決まったようです。今後はJFK空港の倉庫に保管されるとのことです。
(時期その他、詳細は不明です) (このHP 5-2-2,「 WTCメモリアル:1.暫定的メモリアル」に写真があります)


(188)グラウンド・ゼロ回収作業終了十周年式(2012.6.10)

 5月30日はグラウンド・ゼロの瓦礫回収作業が終了して10年にあたります。ニューヨークではメモリアルで犠牲者の追悼と、緊急対応者と作業者に感謝する式がおこなわれました。
 10年前のこの日、トレーラーに積まれた鉄骨と、米国国旗に覆われた空のストレッチャーが救急車に積まれて、搬出スロープを上る終了の式が行われています。

(186)9・11基金(ファンド)が第2次活動開始(2012.4.1)

            
(185)トリビュートセンターがメッセージ・カードを本にして出版(2012.4.1)
 トリビュート・センターでは、見学者が感想をメッセージカードに残してゆきますが、昨年9月、それが本となって出版されました。
 英語のみですが、表紙中央には青い「折り鶴」が配置されています。私たちの折り鶴に込めた願いが、アメリカや世界の人々に届けられるのは嬉しいことです。(鶴が薄くて申し訳ありません)
 書名 9/11:the world speaks
 発行:LYONS PRESS, 価格 $24.95(税別) ISBN 978-0-7627-7799-002495


本のカバー(中央に折り鶴)とページの一部(下にJapanと標示)

(184)畑山芙美枝さんから「天使」の作品寄贈(2012.4.1)
畑山さんは難病と戦い、車椅子での生活のかたわら、いろいろな文化的活動に参加されています。ご主人が白鳥敦さんと同じ高校(学年は別)出身だったことから、白鳥さんから紹介されました。「天使」のシリーズを制作しておられ、8,9月に行った「9・11 十年の軌跡」展に参加していただきました。その際、ご家族の方に差し上げてくださいと作品カードを寄贈していtだきました。奥様方を中心にお届けしましたが、まだ受け取っておられない方で、ご希望の方があればご連絡ください。
 ここに掲げた以外の3点を 「9.家族のページ」に掲載しましたのでご覧ください。
家族のページを見る

畠山さんと(写真中央・横浜会場・だいあん)と作品(写真右手のもの)の一


(183)野田首相夫人・仁美さんが追悼センターとメモリアルを訪問(2011.10.10)

国連総会出席のためニューヨークを訪れた野田首相に同行した仁実夫人は、9月21日午前、グランド・ゼロを訪れ、トリビュート・センターとナショナル・メモリアルを訪問されました。センターでは千羽鶴などを含む展示を見学、メモリアルでは「生還の木」と呼ばれる災害から蘇った木の前で献花、さらにたまたま目にされた日本人犠牲者の氏名の前で黙祷されたとのことです。

(182)各地で10周年記念式 (2011.10.10)
ニューヨーク
 テロリストの入国情報もあり、式典は9月11日、厳重な警戒の中でおこなわれました。
この日から公開されたメモリアルには、4ケ所の9.11犠牲者と1993年のWTCテロ犠牲者、合計2.983名の氏名が刻まれました。それに伴い、今年から新たにペンタゴンへの飛行機突入およびシャンクスビル(ペンシルバニア)の墜落時刻にあわせて計6回の黙祷と、全犠牲者の氏名読上げが行われました。
 式典は昨年までの南東部の公園に変わって、グラウンド・ゼロ西側の敷地内と、交通遮断されたウエスト・ハイウエイを使っておこなわれました。
 オバマ大統領、ブッシュ前大統領も夫妻で参加し、オバマ大統領は聖書・「詩篇46」を引用、ブッシュ大統領は南北戦争で5人の息子を失った母親に当てたリンカーン大統領の手紙を引用した演説を行いました。(大統領が式典会場でスピーチするのは初めてのことと思います。演説中、演壇は防弾ガラスに覆われていました)
 第1回の黙祷(北棟突入時刻)ののち、犠牲者氏名の読上げが行われる中、家族は初めて開放されたメモリアルに入り、ブロンズ板に刻まれた犠牲者氏名を確認、追悼しました。
 終了はこれまでより1時間遅い午後1時でした。
日本人家族の参加は、(推定)10家族、約30名でした。
式終了後、日本総領事館主催の昼食会に招待され、殆んどの家族が出席しました。

10周年の写真(NY)を見る

NYのメモリアルを見る

ペンシルバニア(シャンクスビル)
追悼行事は9月10日から11日にかけて行われました。10日には墜落地点に家族が提供した遺品等の埋葬が行われました。この場所は「聖地」とされ、今後家族など限られた人しか入れなくなります。
 この場所を囲むように、弧状にパネルが建てられ、40名の乗員・乗客の氏名が刻まれた40枚の大理石のレリーフが建ちました。唯一の日本人乗客であった久下季哉(としや)さんについては、母親の希望を容れてローマ字と共に、漢字での表記も行われました。
 11日の式典にはオバマ大統領夫妻、クリントン元大統領も参加しました。オバマ大統領は弔問の後直ちにニューヨークの式典に向かいました。

ペンタゴン
 オバマ大統領夫妻は、11日にはニューヨークとシャンクスビル訪問の予定があったため、前日の10日にペンタゴンで献花を行いました。
11日の式典にはバイデン副大統領が出席しました。同じく出席したパネッタ国防長官は、アフガニスタン、イラクで戦死した6,200名の兵士に対する弔意も述べました。

東京
 丸の内2丁目ビルにある「みずほ銀行メモリアル」をルース駐日大使が訪問され、献花、追悼されました。同メモリアルには旧富士銀行員12名とともに、同行関係のアメリカ人11名の氏名も表示されています。


(181)来年以降の追悼式は縮小方向か?(2011.10.10)
 事件後10周年を契機として、追悼式の今後についていろいろな非公式情報がでまわっています。たとえばニューヨークでは、殆ど変わることなく、4回(今年は6回)の黙祷の間に、要人のスピーチと犠牲者氏名の読上げが行われてきました。しかし、安全の確保と交通規制のため多くの出費や、市南部地区の経済活動の支障となっていたことは想像に難くありません。さらには、アフガンやイラクでの戦争が縮小傾向にある今、政治キャンペーン的な追悼の必要性も少なくなってきたということでしょうか。
 しかし私達にとっては、自由に真の追悼が出来ることになると考えることも出来ます。
 現地邦字紙によれば、「トリビュート・ライト」も来年は点灯される可能性は少ないようです。

(180) ニュージャージー州メモリアルオープン (2011.10.10)
 746名の犠牲者をだしたニュージャージー州のメモリアルが完成し、9月10日にオープニング式典が行われました。場所は、「リバティー州立公園」内、エリス島行きフェリー乗り場となっている旧鉄道駅のすぐ北側で、対岸にマンハッタンの南部を望むことができます。ステンレス板の上に、日本人4名の氏名も刻まれています。
 設計はフレデリック・シュワルツ氏、通称「エンプティー・スカイ」(空虚な空?)です。

NJモニュメントの写真を見る

(179)9.11モニュメント披露パーティー (2011.10.10)
9月10日、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで、武藤順九氏のメモリアル(ニュース166)を関係者に紹介するパーティーが行われました。武藤氏の後援会「風の輪」は、湯川令子さんを団長とする訪問団を派遣しました。「風の輪」佐藤理事長についで事件関係者を代表して、私(住山)が恒久設置を希望する挨拶を行いました。その後、設置の検討希望者もあり、永久設置に向けての作業が行われています。

(178)今年のコンサートは「9.11」+「3.11」 (2011.10.10)
 現地在住の白田正樹氏の主催する「風の輪」コンサートも今年で4回目を迎えました。今年は9・11と共に、3・11を追悼する意味もかねて行われました。
 前半には東北地区出身のアーティスト中心の演奏が行われました。後半は昨年に続きグレゴリー・シンガー氏の指揮する「マンハッタン交響楽団」が演奏しました。「モルダウ」と「フィンランディア(合唱付き)」に挟まれて、氏の作曲による新曲(「Memorial Processional」)が演奏されました。これは二つの事件のイメージの上に創作された曲と思われ、最後は黙祷を意味する長い休符で終わる感銘深い曲でした。


(177)地下鉄「コートランド」駅再開 (2011.10.10)
 事件後閉鎖されていた地下鉄N,R線のコートランド駅が復旧を追え、9月6日から開業しました。駅内は壁面の白タイルと赤の鉄骨が対照的な明るい感じで、各所に陶板(?)のレリーフが飾られています。
駅の写真を見る

(176)森早苗さんの遺作展、長野で(2011.9.3)
 
NY出張中、WTCビルでテロ攻撃にあい、亡くなられた森早苗さんの写真と絵画の展示会が長野市川中島でおこなわれます。9月9日(金)から19日(月)までです。詳細は「お知らせ」欄をご覧ください。

(175)今年の追悼式典について(2011.07.10)

 ニューヨークの式典は、メモリアルのオープニングが中心となります。メモリアルには9.11の3ヶ所および1993年のWTCテロの犠牲者も刻まれるため、黙祷は6回に増えます。最初の黙祷は、8時46分です。(従って開始は8時と思われます)犠牲者氏名の読み上げも増えるため、終了は従来より1時間遅い午後1時と予定されています。
 夜はトリビュート・ライトの点灯があります。
 NY市当局は、
犠牲者氏名の読み上げ希望者を募集しています。
連絡先は cferer@cityhall.nyc.gov  電話(212)442-6953, 申込締切りは7月29日(金)です。


その他 
*:詳細は8月中に再度、連絡があるようです。セキュリティーが厳しいので、手紙を忘れずにお持ちいただくようおすすめします。
*:当日、混乱を避けるため、
氏名表示場所を確認して行かれるようお勧めします。すでに連絡があったと思いますが、不明の方はお知らせ(38)掲載のサイトで確認できます。
*:メモリアルは
12日以降、一般公開されますが、混乱を避けるため整理券が出される模様です。家族は優先的に入場できるようですが、入手方法等の詳細は「お知らせ」欄をご覧ください。
*:非公式情報ですが、総領事館でも、式典終了後、集まりを考えてくださっているようです。
*:渡航に必要な
ESTAが、実施当初の2009年に取得されたかたは、期限切れとなります。ご注意ください。「お知らせ」(30)に取得先アドレスを掲示しています。(リンクはしていません)
追加:正式の招待状は8月29日に発送され、到着しはじめました。(9.3)
 

(174)中野で10周年ミニ展示会実施(2011.07.10、追加8.2))
中野会場の写真を追加しました。(2012.4.1)
 9.11の記録自体よりも、事件後10年のあいだに、国内、国外から寄せられた善意の作品の紹介と、家族の皆様の作品を中心とした、和やかな展示会にしたいと思います。ややわかりにくい場所ですが、時間があったらおいでください。
期間:8月25日(木)-30日(火)、場所:中野区勤労福祉会館 1階 展示ホール
 出展ご希望の方は住山まで、その他詳細は「お知らせ」欄に。

追加:9月1日より25日(予定)、東急東横線西口「だいあん・ギャラリースペース」を第2会場
として、中野会場で展示できなかった作品によるミニ・ミニ展示会を行います。 詳細は「お知らせ」欄に。



 中野会場のスナップ (2012.4.1 追加)


(172)彫刻「風の輪」のニューヨーク寄贈にご支援を(2011.07.10)
ニュース(166)に掲載した武藤順九氏のモニュメントについて、ニューヨークの設置場所が決まらないことから、家族側にも応援を求められました。家族有志により会を作って応援したいと考え、現在会員を募集中です。ご賛同いただける方は住山までご連絡ください。(参加により特に義務は生じません。ただし、任意による多少の寄金を検討しています)
9月10日(土)午後、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで披露パーティーが予定されています。会員であるか否かは関係なく、ご都合のつく方は是非ご参加ください。

(171)白鳥さんの映画・ポーランドの映画祭に参加(2011.07.10)
 ニュース(137)で紹介した白鳥さんの活動を記録した映画は、国内上映はされていませんが、このほどカナダ政府から、ポーランドのプロツワフ(同国南東部)で行われた映画祭に出展さました。7月7日に上映されたはずです。白鳥さんも招待されました。なお題名は「アフガンの夢」と変更されています。

(170)救急隊員保障法実施開始(2011.07.10)
 ニューヨークで事件直後に現場に入った、警察、消防隊員等に呼吸器系疾患が多発しています。これに対してNY市当局に対する裁判は和解しましたが、救済を法的に規定する「ザドロガ法」が昨年末、議会を通過し、新たに理事長が任命されて、8月から運用が開始されることになりました。今後、5年間にわたって調査と支払いが行なわれる予定です。なお、法律の通称は、この事件で最初に死亡された警察官の名前からきています。(関連ニュース162)

(169)メモリアルの氏名表示位置決まる(2011.5.25)
 今年、9月11日にオープンが予定されているニューヨークのメモリアルの氏名表示位置が決まり、関係家族(第1近親者あて)に連絡が始まっています。今年の追悼式は混雑が予想されるので、参加される方は、事前に確認された方が良いと思います。(詳細は「お知らせ」欄に)

 表示される方々は次のように分類して、表示されます。
 北棟(WTC1)跡:北棟関係者 1470名(東西南北4面)、1993年WTCテロ犠牲者 6名(北面西側)、アメリカン11便 87名(北西角)
 南棟(WTC2)跡:第1対応者(警察、消防等)441名(西、南面)、南棟関係者 694名(東面及び北、南面の東側)、ユナイテッド93便 40名(北面中央)、アメリカン77便 59名(北面中央西)、ペンタゴン125名(北西角)、ユナイテッド175便 60名(西面北側)

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(番外編)ビンラディン死亡について現、前大統領の発言(2011.5.25)
オバマ大統領:(CBSテレビ・インタビューで)(朝日新聞・5月10日記事による)
「人生で最も長い40分だった」。殺害より拘束を優先すべきだったとの批判について「気にしたことは全くない。正義は行われた」「大量殺人の加害者が今回の仕打ちに値しないと言うなら、頭の検査を受けたほうがいい」
ブッシュ前大統領:(ABCテレビの報道)(同紙・5月15日記事による)
「テロとの戦いの勝利だ」「大喜びはしなかった。(容疑者の)追跡は憎しみではなく、厳正に裁くことが目的だったから」
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(168)「第2次犯罪被害者基本計画」決まる(2011.5.7)

 
上記計画最終案について、内閣府で意見募集を行ない、提出してくださった方も多いと存じますが、3月25日付けで決定しました。我々が強く要望していた、公文書等の翻訳については残念ながら認められず、従来どおりの扱いとなりました。(審議途中で、外務省から、実施困難との文書が提出されています)新たに関連情報の提供に「努力」することとされました。
 また、新たに
警察庁が外務省と協力して情報の収集や家族の支援に当たることが記載されました。
 経済的支援については、今後3年以内に見直す計画があり、これに海外被害者も入れるよう要望してゆきたいと思います。
計画の関連部分を「お知らせ」欄に掲載しています。
(アンケートやパブリック・コメントにご協力いただいた方にお礼申し上げます。今後もよろしくお願いいたします。)

(167)ビンラディン殺害と、現在逮捕中の容疑者の裁判(2011.5.7)
 9.11事件の首謀者
として追求されてきたウサマ・ビンラディンが射殺されたことは、新聞、テレビなどで(5月2日)広く報じられました。執念の追求を続けた関係者の努力には感謝しますが、射殺したことで本人の口から何も聞けなくなったことは残念に思います。従来、アイマン・ザワヒリがナンバー2とされていて今後アルカイダを指導すると言われています。本人はエジプ人の医師で、エジプトに起きたイスラム過激思想をアルカイダに伝えたとされていますが、これまであまりメディアに露出したことが無く、生死も不明ですが、今後を注目したいと思います。   
 一方、事件の実行責任者としては、
ハリド・シェイク・ムハンマド(略KSM)が既に逮捕されていて、ブッシュ政権時代キューバのグアンタナモ収容所で軍事裁判が行われていましたが、
虐待などがあったとして、オバマ大統領は収容所を閉鎖する意向でした。しかし、警備上の問題等からの反対が強く、
裁判をグアンタナモで再開することを、司法長官が、4月7日に発表しています。ある程度の情報公開を考えている模様なので、今後注目したいと思います。

(166)武藤順九氏制作の「9.11追悼モニュメント」を銀座で展示。
   その後ニューヨークへ(2011.3.6)
彫刻家の武藤順九氏は、イタリア産大理石による連作「風の輪」を制作し、それを世界平和のシンボルとしてブッタガヤ、バチカンなど世界各地に設置してきました。氏はその一つを追悼と世界平和の実現を願って、グランド・ゼロに置きたいと考え試作を続けてこられました。残念ながらグランド・ゼロ周辺は、モニュメント類の設置に厳しい制限があり、実現に至りませんでしたが、十週年に当たる9月10日前後に、ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)で展示が行われることが決まりました。(その後、ニューヨーク地区のどこかに設置される予定です)
 また、それに先立ち、
東京銀座の「和光」の西口・ショーウインドウに 3月12日(土)から22日(火)の間、展示されることになりました。武藤氏はこの機会に多くのご家族に見ていただき、、皆様のご理解と支持をいただきたいと言っておられます。展示期間中に都心方面にお出かけの方は是非ご覧ください。(「武藤順九の宇宙」展が6階ロビーで開催されています)
このほか、仙台、高崎、軽井沢(試作モデル)でも展示されます。 詳細は「お知らせ」欄をご覧ください。

 
(左)  銀座「和光に」に展示されたモニュメント(台座込み高さ:97、幅105cm、大理石)
     (2011年3月撮影)
(右)試作モデルと武藤氏ご夫妻 (2007年12月撮影)                    

(165)米国の災害被害者連絡組織が、9.11参加者の事前調査を実施中(2011.2.5)
米国の国家的災害連絡組織(National Disaster Interface Network)が、今年の追悼式参加状況の調査をおこなっています。その規模は不明ですが、適当と判断された参加者には経済的支援を含む各種の援助が行われる模様です。今回はあくまで調査で、登録ではないとしていますが、今後の情報入手のためには調査に参加されておくほうがよいと思われます。インターネット上で簡単に参加できます。詳細は「お知らせ」欄をごらんください。締め切り2月15日。
 調査結果を参考として、具体的内容は3月に発表するとしています。

(164)外務省経由でニュージアムへの写真等提供の呼びかけ(2010.12.23)
 ミュージアムの総裁ダニエルス氏と理事(ミュージアム担当)グリーンワルド氏から、ミュージアムへの写真等の資料提供依頼が外務省経由で来ています。日本からの提供が少ないことを心配されているようですので、是非提供にご協力ください。外務省のご努力により、レターと寄託に当たっての書類の翻訳がついていて、たいへん参考になります。発送は第1当事者(一般的には奥様)中心に行われたと思われますが、受け取っていない方は、同省テロ対策室までご相談されるとよいと思います。
 
 (私との連絡方法をお持ちの方は、お問合せくだされば対応できます。このホームページのニュース(155)、お知らせ(33)も参考としてください。なお、締め切りが来年1月15日となっていますが、これは最初の展示方法を決めるためで、性質上その後も受付は行われるとおもわれます。なお、先に私が呼びかけ人となって送った写真は「トリビュート・センター」に納めたもので、今回の募集とは別です。今のところ同センターは運営を継続するので、写真をミュージアムに移管することは無いとのことです。結果的に二度手間になり申し訳ありませんが、とりあえずポートレート1枚だけでもお送りくださることをお勧めします)。

(162)9月以降のアメリカの関連情報(2010.12.23)
*メモリアル&ミュージアム
  財団は建設は予定どおり進んでいるとの報告を発表しました。11月初めには、北棟のメモリアルで、実際の設備を使って滝を流す試験も行われたとのことです。この滝は碑名壁の内側から約9メートル下の池に流れ落ちるもので、毎分約7立方米の水が使用されます。
(メモリアルは2011年9月、ミュージアムは翌2012年9月の完成予定です)

*テロリストの裁判
オバマ大統領はキューバ島グアンタナモ基地内のテロリスト収容所を閉鎖することを選挙公約の一つとし、これを受けて司法長官は9.11事件の首謀者とされるハリド・シェイク・ムハンマド以下をニューヨ-クの連邦裁判所で裁判すると発表していました。これに対して警備とそれに要する資金などを同負担するかが問題になっていました。その後、この問題についての報道は殆どありませんでしたが、ワシントン・ポスト(11/13)は、地元の議員達が殆ど反対していることから、当面容疑者達はグアンタナモ収容所内に現状のまま拘置され、次回の大統領選挙(2012年!)まで新しい動きは無いだろうとのべています。
 一方、1998年のアフリカでのアメリカ大使館連続爆破事件の容疑者で、同収容書から移送された唯一のアルカイダ容疑者の一人については、ニューヨークの連邦地方裁判所で裁判が行われていましたが、11月17日、共謀罪以外については無罪とされました。

*救急隊員の補償問題
約1万人が訴訟をおこしていましたが、原告の95%が応じたため、和解が成立しました。
一方「ザドロガ法(案)」と呼ばれる救済立法は、下院を通過しましたが、依然として上院の採決にいたらず、たなざらし状態です。

(161)内閣府犯罪被害者週間の中央会場(東京)での展示に参加(2010.11.15)
                                          (12.23写真追加)
 内閣府では毎年11月末から12月初めを「犯罪被害者週間」として、被害者支援についての講演やシンポジウムなどの「国民のつどい」を行っています。その際、講演会場などで被害者グループがその活動などの展示を行います。今回「9.11テロ事件被害者グループ」としての展示のご案内をうけましたので、来場の方に事件を認識していただくため、写真を中心とした展示を行うことにいたしましたのでご了承ください。内容は事件の際ニューヨークで街頭での写真を撮られた、上重泰秀氏の写真及び今年のニューヨークの写真計4枚が中心となります。
(12月1日(水)13:30−16:00、都内文京シビック小ホールロビー。 なお講演は「犯罪被害者が望む支援」、パネルディスカッッション「性犯罪被害者支援の現状と今後」です)


展示の状況

(160)内閣府が新しい「犯罪被害者等基本計画」について意見募集(2010.10.20)
10月15日、内閣府は新しい「基本計画」を発表し、その中には3年を目途に新しい被害者補償制度の創設を検討することを発表しました。ただしこれまでの経過を見ると、海外での被害者は対象外となる可能性があります。
 また我々の要求していた公文書等の翻訳や通訳については、従来通り「紹介する」に留まっています。情報提供については、外務省、警察の努力目標となりました。
 これらについて、私達の立場から意見を表明したいと思います。
締め切りは11月5日(金)です。意見の送り先等詳細は「お知らせ」欄をご覧ください。(ご協力ありがとうございました)

(159)イラン大統領が国連総会でアメリカ政府機関が関与と演説(2010.10.20)

 
9月23日、イランのアフマデネジャド大統領は国連総会の演説で、9・11事件はアメリカ政府のいくつかの機関が関与し、指揮したと演説しました。そして、そのことは世界中の国民や政治家や、アメリカ人の大多数が承知していると述べました。
 これにたいし、アメリカ、イギリスの国連代表は退席して抗議の意思表示を行いました。
また、「9.11メモリアル・ミュージアム」の総裁・ダニエルス氏も、この演説は愛する人を失った家族や友人にとって悲しい侮辱であり、「メモリアル・ミュージアム」は率先して9月11日の正統な歴史を示さなければならないとのメッセージ発表しました。

(158)9周年追悼式、各地で(2010.10.1)

ニューヨーク:昨年とは変わって晴れ上がった空のもと、グラウンド・ゼロ東南のズコッティー公園で行われました。今年の犠牲者氏名の読み上げは、WTC再建にあたる作業関係者と、犠牲者家族が組みとなって行なわれました。式は、星条旗をつけたWTC第四ビルの鉄骨を背景に行われました。昨年と同じく、工事現場の一角に設けれられたプールに献花しました。なおバイデン副大統領夫妻も式に先立って献花されました。日本人4家族も参加しました。
 式場外ではモスク建設の反対派と支持派のデモがあったようですが、式には影響がありませんでした。
 夜は恒例となったトリビュート・ライトの点灯があり、またハドソン川40号埠頭では108個の灯篭流しがおこなわれ、それに先立って「被爆ピアノ」(ニュース147)の演奏がありました。
 3回目を迎えた「風の輪」追悼コンサートも多数の観客が参加して行われました。



建設中の4WTC前に設けられた式場

9周年の他の写真を見る
ペンシルバニア:墜落現場のシャンクすビルで、ミシェル・オバマ大統領夫人とロ−ラ・ブッシュ前大統領夫人が参列して式が行われました。二人はともにスピーチを行い、英雄的な死を遂げた犠牲者を悼みました。日本から一家族が参列しました。

ペンタゴン:オバマ大統領が参加して追悼式がおこなわれました。大統領はペンタゴンでの犠牲者189人に対し、リースを捧げました。

(157)モスク建設問題(2010.10.1)
 今年のニューヨークの9.11は、追悼よりモスク(イスラム・センター)問題が報道の中心になった感があります。オバマ大統領やブルムバーグ市長は「憲法」や「宗教の自由」といった原則に基づき、建設を認める立場でしたが、一部被害者家族のやや感情的とも取れる反対と、これを後押しする右派の強い反対にあって、「建設の是非を言ったわけではない」(大統領)との発言もあり、今度はそのブレが批判されるといった具合です。11日のデモは、容認派3,000対反対派500だったとのことです。
(交差点に立って、左にモスク、右90度にグランド・ゼロと言う立地は無神経な感があります。しかし感情的反対より、過去に市内のモスクでイスラムの過激思想が宣伝され、テロリストの募集が行われたと言うこと(9.11報告書)が事実であれば、再発防止の保証が必要でしょう。
 日本人としては「グランド・ゼロにモスクを認めることは、パールハーバーに日本文化センターを建てる様なものだ」という反対派の論理はショックでした。)


(156)WTCサイトの建設状況(2010.10.1)
来年のメモリアル完成を目標にようやく建設が本格化しています。詳しくは下記をご覧下さい。
                   建設状況を見る

(155)ミュージアムの建設状況と写真の募集について(2010.10.1)
 一時「ミュージアム」の完成は2013年とされていましたが、現状では2012年となっています。
これを目標に、ミュージアムでは、犠牲者の写真や品物の募集を行っています。また家族の語る記録(オーラル・ヒストリー)も集めています。「ミュージアム」側は、2012年オープンのためには来年9月までに写真等を送ってほしいといっています。(寄託方法については改めてご連絡するつもりですが、とりあえずの送り先は、「お知らせ」欄をご覧ください)
 なお、収集のための学芸員の来日が考えられていましたが、その計画は無くなりました。
また、写真については、以前「トリビュート・センター」に送っていただきましたが、同センターは「ミュージアム」建設終了後も独自に展示を継続するので、今ある写真は「センター」で保管したいとの意向でした。したがって、お手数でも「ミュージアム」には改めて写真等を送ることになります。また品物の受取りや録音のため、来年の9.11前後には特別の対応を考えているようですが、かなりの混雑が予想されますので、可能であれば早めの対応をお勧めします。

(154)メディカルエキザミナーとメモリアル・パークの現状(2010.10.1)
 この1年間で新しく確認された犠牲者は2名でした。また工事の進捗により新しく68の鑑定資料が収集されました。鑑定は今後になるとのことです。

 大変驚いたことに、昨年10月31日、ハローウインの夜、メモリアル・パークに飾られていた写真や追悼の品物および記帳ノート等が集められ、放火されました。これらの品は数枚の写真を残し完全に燃えてしまったそうです。幸い収容コンテナーは異常が無かったが、テントの天井付近が燃え、新しく張りなおされました。巡回警備の隙を突いた酔払いのいたずらで、政治的意図は無く、犯人(法律を学ぶ学生)は自首し、裁判を待っている状況です。

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(153)米国首席公使が丸の内のメモリアルに献花(2010.9.8/24追加)
 9月3日(金)、米国大使館首席公使 ジェームス P.ズムワルトさんは、奥様と共に「丸の内2丁目ビル」内の「みずほメモリアル」を訪れ、リースを献花・献香してくださいました。(写真下)
 数組の家族と銀行首脳がお出迎えしました。リースには、「あなた方を今までも、またこれからも忘れない」(要約)とのメッセージが添えられていました。
 さらに下記の公式ブログにお心のこもった文章を掲載されました。ぜひお読みください。

                    
公使のブログを見る
                「9.11同時多発テロの犠牲者を追悼する」

(152)ESTA申請が有料に(2010.9.8)
 アメリカ訪問にはESTAの要録が必要ですが、今年の9月8日登録分から、有料化($14)されます。支払いはクレジット・カードによって行われるので、番号入力が必要となります。
(7日までに登録された方は有効期間中は無料です)(「お知らせ」・30参照)

(151)今年の追悼式典について(2010.8.13、改訂8.26)

(150)要望書を内閣府政務官に提出・基本計画改訂は後退(2010.8.13)
 8月11日、先ごろおこなったアンケートに基ずく要望書を、アンケート結果と共に内閣府政務官・林健太氏あて提出しました。また特に来年の10周年記念式参加についての支援をお願いしました。

 一方、「基本計画」改訂についての要望(ニュース134)についての内閣府委員会の第5回審議が7月29日に行われましたが、我々が外務省に要望した「公文書類の翻訳、説明」の要求は内閣府資料から削除され、従来と同じ「翻訳者や通訳を紹介する」ことのみになってしまいました。これは第3回の審議で外務省が「人手と予算の不足」を理由として実施困難との資料を提出し、委員会がこれを認めてしまったためです。(最終決定は年末の予定です。反論を検討しましょう)追記:10月中旬、内閣府でこれまでの結果についてパブリック・コメントを募集する模様です。投稿をお願いします。

(149)救急隊員等の救済法案は上院を通過せず(2010.8.13)
 グラウンド・ゼロでの救急隊員等の健康被害補償を目的とする「ザドロガ健康保障法」(ニュース144参照)は、7月30日、上院で審議が行われていましたが、三分の二の賛成を必要とする条件をつけられたため、通過することができませんでした。ニューヨーク市長は秋の中間選挙を控えて、政争の具にされたとの怒りのメッセージを発表しました。

(148)トリビュートセンターで「サダコ」の紙芝居(2010.8.13)
 8月7日、トリビュート・センターで広島の「サダコ」の物語が、紙芝居と絵本を使って、日本のボランティアによって上演され、訪れた人々に感銘を与えました。同センターには佐々木雅弘氏の寄贈した「サダコの鶴」の一羽が飾られています(ニュース79)。「一番小さな展示物だが大きな意味を持つ展示です」と同センターの学芸員はコメントしています。

(146)エリザベス女王がグランド・ゼロに献花(2010.7.8)
 7月6日、カナダ訪問中のエリザベス女王は、英国への帰途、フィリップ殿下とともにニューヨークを訪問されました。滞在5時間というあわただしい日程の中で、国連総会で演説された後、ニューヨーク州知事、ニュージャージ州知事の案内でグランド・ゼロを訪問し、リースを捧げられました。
 その後ウオール街近く,ハノーバー広場のブリティッシュ・ガーデン(チャールス皇太子を総裁とする英国の財団が寄贈)の開所式でテープカットをされ、さらに英国人犠牲者家族とも面会される予定です。(ニュース30にガーデン関連記事)
9.11では67人の英国人が犠牲となっています。

(144)救急隊員への補償問題解決・住民を含む補償も立法化進む(2010.7.8)
 塵灰の吸入による緊急救急隊員(1st responder)に対する補償を求める約1万件の裁判は、和解の金額が不十分との連邦裁判所の判断で解決が遅れていましたが、このほど基金の増額と弁護士取得分の減少により裁判所はこれを認めました。基金は約125億円増額されて
700億円($700milion)となり、弁護士費用は総額の3分の1から4分の1(!,?)に減らされます。これにより、原告の95%はこれを受け入れ、9月から支給が開始されると見られています。
 
一方、議会でも地域住民を含む救済法案が現在(6・29)上院の委員会で審議されています。この法律は、この障害で最初になくなった警察官の氏名にちなんで「ジェイムス・ザドロガ健康保障法」とよばれています。こちらも近く成立するとみられています。


(143)ビンラディン親族に対する民事訴訟は却下(2010.7.8)

 9.11犠牲者家族の一部は、実行犯の大部分がサウジアラビア国籍であったことから、同国政府、王室およびビンラディンの親族に対する損害賠償訴訟をおこしてきましたが、このほど裁判所はビンラディン親族4名については訴えを却下しました。9.11計画に対する関連の証拠が充分でないとの理由です。なお王室についてはすでに裁判の対象にならないとの判断が示されています。(関連ニュース123)

(141)最近のニューヨーク関連情報(2010.5.1)
@裁判:(139)で紹介した9.11首謀者の裁判の実施場所について、その後の進展はありません。ニューヨーク市長は、早急に決定するよう、連邦政府に要望しています。
A救急隊員の補償問題:事件直後に救援作業にあたった人たちの間で、呼吸器系の疾患が多発しています。作業者の15%弱に肺機能の低下が見られ、その後も改善はみられないとのことです。これを原因として退職した人は約1000人といわれています。
 この問題にに対する補償はニューヨーク市と対象者の間で合意が成立しましたが、その後、補償額が充分でないとの理由で連邦裁判所はこれを拒否(reject)しました。弁護士報酬も問題となっています。
BWTCのビル一棟の建設仮契約:ファミリー・ルームのあるビルと、メモリアルの間には3棟のビルの建設が予定されていますが、そのうちの2棟目について、港湾局と開発業者間で仮契約がまとまりました。資金の手当てをめぐって16ヶ月間、交渉は行詰まっていました。

(140)白鳥さん、アフガニスタンからの研修生の受入れ計画(2010.5.1)
 アフガニスタンの支援に取り組む白鳥さんの計画は、治安や資金面での困難に直面して、内容の変更を余儀なくされてきましたが、現段階での実行可能な計画として、研修生を5名程度受けいれる計画をたて、4月に現地で選抜をおこなってきました。半年間の基礎講習の後、主として農業関係の研修を受けさせる予定とのことです。

(139)テロリスト裁判の実施場所で論争(2010.2.1)
 オバマ政権は、9.11事件の実質的首謀者であるハリド・シェイク・ムハンマド他四名の裁判をニューヨークの連邦地裁で行うことを発表しましたが(「ニュース133」)、現地ニューヨークではこれをめぐって多くの意見がだされ論争となっています。
 市内全域、特に経済活動の中心である市南部で厳重な警備が行われることから、一般市民の生活や経済活動に支障を生じると予想される共に、警備のための膨大な費用負担が生じると考えられます。また新しいテロ行為の発生も懸念されています。
 このため12月始めには、一部の9.11家族団体が中心となって、市内での裁判に反対するデモが行われました。ニュヨーク市当局も連邦政府に警備費用を請求したいと考えているといわれます。 このような動きを背景に、市内外の軍関連施設内での裁判を行ってはどうかとの提案などもあり、政府も慎重になっています。最終決定にはなお時間がかかりそうです。


(137)カナダ大使館で白鳥さんの映画試写会開催(2010.2.1)
 カンター・F・J社に勤務していて犠牲となった白鳥敦さんと、事件後アフガン支援に奔走するその父・晴弘さんの活動を記録したドキュメンタリー映画、「火と水」の試写会が2月9日(火)、カナダ大使館(東京・港区)で行われる予定です。カナダ国立映画制作庁が共同制作者となっており、今後の一般公開が期待されます。(試写会申込みは2月1日締切りですが、観賞ご希望の方は同大使館と直接ご相談ください。問合せ 03-5412-6391)
(残念ながら
一般館での公開予定はありません。白鳥さんは講演会などで DVD上映したいとのことです)

(136)「トリビュート・センター」の折鶴の物語をCNNが紹介(2010.2.1)
 CNNはトリビュート・センターにある「サダコの鶴」の物語を中心にウェブ・サイトで紹介しています。「ヒロシマから9・11へ、一人の少女の折紙は生きている」とのタイトルで、兄の佐々木雅弘さんから贈られた経緯(「ニュース79」参照)を伝えると共に、9.11直後現場近くに誰かが折鶴を捧げたこと、日本の9.11犠牲者家族を中心に一万羽の折鶴が贈られたことなどを紹介し、さらに佐々木さんの談話と共に、広島で兄をなくされさらに9.11でご子息をなくされた伊東次男さんの言葉が紹介されています。「ワールド・トレードセンター跡に来ると、いつも息子はどこにいたのだろう、どこで災難に遭ったのだろうと思います」
http://www.cnn.com/2009/LIVING/12/17/origami.gift/index.html

(134)内閣府ヒアリングで要望書を提出(2009.12.1)                        平成16年、「犯罪被害者等基本法」が制定され、翌17年12月、その実施計画といえる「犯罪被害者等基本計画」が閣議決定されました。この計画の期間は5年後すなわち平成22年度末までとなっており、次の計画の策定に向けて内閣府では調査を開始しています。このほど、そのためのヒアリングを受ける機会が与えられ、11月11日、関係者4名が参加して内閣府において「要望書」の説明と提出を行いました。法律の改正ではないため、内容は制限されますが、先ごろ集計したアンケート等を参考に、次のような点を要望しました。なお、外務省関係者も同席しました。                                                  
 @情報の提供:公的機関等の発行する文書は、翻訳の上、被害者や家族に渡すこと(現行計画では翻訳者を紹介するのみ)、必要な情報を随時提供すること。 (例として、行方不明者の捜索・確認情報、追悼式・追悼施設の建設状況、犯人の捜査および裁判についての情報その他を記載しました)                         
A支援活動:国内犯罪の場合と同様、「支援要員」の派遣を行うこと。            
 B税制:海外で支払われる補償金等は課税対象外とすることを明示すること(現在国内の給付金についてはそのように扱うことが法律で決められている)                         
(133)9.11テロ首謀者の裁判はニューヨークで(2009.12.1)              
 オバマ大統領はアルカイダ関係者が収容されているグアンタナモ収容所(キューバ)の閉鎖を選挙公約とし、就任後は進行中の軍事裁判も停止したため、今後の扱いが注目されていましたが、11月13日、ホルダー司法長官はこの件について発表を行いました。         
9.11事件の首謀者と自認しているハリド・シェイク・ムハンマド容疑者他4名については、ニューヨーク、マンハッタンの連邦裁判所で裁判が行われることになり、また2000年の駆逐艦コール爆破事件の5名については軍事裁判によることとなりました。ニューヨーク州知事および市長に対してもこのことが通知されました。(この発表をめぐって米国内では多くの意見が出されているようですが、我々としては、一般市民の傍聴・監視する中で真実が明らかにされることを期待したいと思います)     
                                       

(133)米海軍艦艇「ニューヨーク」就役(2009.12.1)                         トレードセンターの鉄骨7.5トンを船首部に使用した米海軍艦艇「ニューヨーク」は、11月2日ハドソン川を遡って市西部の埠頭に到着しました。トレードセンタ跡地付近を通過する際には、消防署員、警察隊員、家族らがこれを出迎え、艦は21発の礼砲を打って弔慰を表しました。
 海軍艦艇としての就役式が同7日に行われ、州知事、市長、ジュリアーニ前市長および前州選出上院議員としてヒラリー・クリントン氏も出席しました。                     
 同艦は全長約240メートルで、360名の乗員のほか、約700名の海兵隊を輸送できる揚陸艦です。「犠牲によって鍛えられた強さ。我々は忘れない」が乗員のモットーとのことです。12日まで68番埠頭に係留され、一般公開されました。                           

(131)「イントレピッド博物館」に新メモリアル(2009.12.1)                     修復を終了し、再開された同博物館の前庭に、トレードセンターを模したメモリアルが完成し、11月7日に州知事らが参加して除幕式が行われました。高さ3.6メートル、約1.3キロのトレードセンターの鉄骨が使用されています。                               
 同博物館は、9.11当日倒壊したWTCビル内にあったFBI、NY本部の仮本部となったことがあります。                                                     

(130)各地で8周年追悼行事(2009.9.25)                            
 今年4月、今後9月11日を「奉仕と追悼の日(仮訳)」(National Day of Service and Remembrance)とすることが議会の決議とオバマ大統領の署名により決まりました。奉仕活動を通じて国民が事件を記憶にとどめると言うことのようです。今年はその最初の年となりました。
*ニューヨーク:昨年同様、ズコッティー・パーク(リバティー・ストリート)で、犠牲者氏名の読み上げと4回の黙祷を中心とする行事として行われました。家族の氏名読み上げにはボランティアが介添役として付添いました。近年、天候が悪いことが多いのですが、今年は雨と冷たい風にみまわれ、最悪のコンディションでした。
読み上げを待つ多くの家族が、開放された「ファミリールーム」や「トリビュートセンター」に避難するように押しかけ、一次は待行列ができるほどでした。結局、昨年と違って最低部には入ることが出来ず、工事中の南棟メモリアルの地上と同レベルに設けられたプールに献花しました。名前を読み上げた家族は最後に自分の関係者にメッセージを捧げるのですが、例年より長い方が多く追慕の気持ちは時間と共に深くなっているように思いました。それと天候のせいもあってか、予定時刻を15分ほど超過して式は終わりました。
8周年追悼式を見る(NYのみです)

 夜はトリビュート・ライトの点灯があり、仏教会によるハドソン川での灯篭流しや日本人音楽家有志による追悼コンサートが行われました。コンサート終了後、日本からこられた観客から千羽鶴の贈呈がありました。後日トリビュート・センターに届けられる予定です。

*ペンシルバニア:これまでと同様シャンクスビルの墜落現場で式典が行われ、当時の国務長官、コリン・パウエル氏も列席しました。夜は地元のアメリカンフットボールチーム「スチーラーズ」主催のパーティーが行われました。これは当地のメモリアル建設が大幅に遅れており、その募金パーティでもありました。
 また、ユナイテッド93便の犠牲者を追悼するレリーフが、ワシントンの議事堂内に設けられ、9月9日の除幕式には多くの関係家族が出席しました。これはU93便の乗客によってこの建物と多くの人命が救われたと推定されることから作られたものです。(テロリストの攻撃目標がどこであったかは確証がありませんが、ホワイトハウスは小さすぎるため突入が困難で、キャピトル・ヒルと呼ばれる議事堂だったのではないかとする見方が有力です)

*ペンタゴン:オバマ大統領にとっては就任後最初の9.11となりました。大統領は執務室で、夫人は屋外で黙祷の後、アーリントンのメモリアルの式典に出席されました。
 余談ですが、ちょうどこの時刻にポトマック川で沿岸警備隊の定常訓練が行われており、これをCNN他のTV局が「銃撃戦」と伝えたため、一時 空港の使用が停止されるなどの騒ぎになったようです。(先日はニューヨークで空軍ジェット機の「追撃戦」騒ぎが有ったばかりです。この国の情報伝達は改善されたのか一抹の不安を残しました)

*東京:
アメリカ大使館よりポスト公使がみずほメモリアルを訪問され、リースを献花していただきました。

献花の用意をするボランティアたち(2009.9.11)NYC

(129)メディカルエキザミナー(NYC)の作業進行状況(2009.9.25)            
 この一年間の新たな確認は二名にとどまりました。内一名はビルの倒壊に伴う粉塵を直接吸引したことによる呼吸器疾患の方で、新たにテロの一次被害者と認定されました。このため、ニューヨークでの犠牲者数は2572名となりました。もう一名は、ご家族から毛髪の提供があり、DNA鑑定の結果確認されました。このように、多くのご遺体のDNA鑑定は終わっているが、犠牲者側の情報が無く確認できないのが現状とのことです。
 鑑定作業進行状況を見る

(128)トリビュートセンターに「サダコの鶴」を含む新しい展示(2009.9.25)       
 トリビュート・センターはアメリカの家族団体によって設けられた施設ですが、開設3年で入場者が百万人を超えるなど、公式施設の遅れを補う施設としてその役割を十二分に果たしています。日本の家族有志も2007年、千羽鶴(万羽鶴)を贈りましたが、これを聞いた広島の佐々木禎子さん(「原爆の子の像」の発端)のご家族からも、手元に残った貴重な鶴が寄贈されていました。(「ニュース75,79」)
今回、その展示ケースが完成し、私達の鶴の階段入口に展示されました。また説明パネル「ジャパニーズ・オリガミ・クレーン(鶴)」にその由来が、私達のことも含んで説明されています。私達の送った鶴も色あせも無く、元気です。
 また、地下には各国のメモリアルの紹介もあり、「みずほ」のメモリアルの写真が展示されました。(移転前、大手町での写真です)

              センターの詳細を見る
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(126)「最後の鉄骨」が帰還(2009.9.2)                           
 2002年5月、回収工事終了の際、現場のシンボル的存在の一つであった長さ約12メートル、重量58トンの南棟の鉄骨が星条旗に覆われ、トレーラ・トラックにのせられて、グラウンド・ゼロを離れました。この鉄骨はその他の構造物と共にJFK空港の倉庫に保管されていましたが、8月24日、ミュージアムに展示されるために戻ってきました。タワーの存在を示す貴重な品として展示されることになります。

(125)9・11メモリアル・プレビュー・サイトがオープン(2009.9.2)            
 メモリアルの完成時の姿と現在の工事の進行状況を知ることが出来る展示室が新たに設けられました。場所は、Vesey ストリート、20番地、グランド・ゼロ東北から伸びる同ストリートの左(右はセント・ポール寺院)側で、ブロードウエイに出る前のようです。(グラウンド・ゼロを直接見る事は出来ないと思います)。    
                プレビューサイトを見る                  
  
(123)9・11関係裁判について(2009.8.1                            
 @アルカイダ指導部やサウジアラビアに対し、民事訴訟を起こしている被害者グループがあります。この訴訟では、実行犯の多くがサウジアラビア出身であったことから、同国および王室が訴えられています。これに対し、6月29日、アメリカの最高裁判所は、9.11犠牲者家族はサウジ王室に対し訴訟を起こすことはできないと裁定しました。サウジ人は免責権(sovereign immunity)で保護されていて、米国法廷は訴えることができないとのことです。
 A一方、政府の補償金受取りを拒否し、アメリカの航空会社、セキュリティー・チェック会社を訴えているグループもあります。これに対し、連邦判事(judge)は公判は来年4月12日に開始されると決定しました。90家族以上が賠償請求を行っているとのことです。(以上2件とも、NY1Web.によっています)

(122)メモリアルの氏名記載場所決定(2009.7.1)                      
 ニューヨークのメモリアルは北(1WTC)、南(2WTC)両棟の跡地に設けられる二つのプールを囲む胸壁の表面に氏名が記載されることになっています。このほどその区分けが明らかになりました。
北棟(1WTC)跡:同ビル勤務者・訪問者、アメリカン航空11便搭乗者、1993年爆破テロ犠牲者                                
南棟(2WTC)跡:同ビル勤務者・訪問者、WTC地区内犠牲者、ユナイテッド航空175便搭乗者、ペンタゴン犠牲者、アメリカン航空77便搭乗者、ユナイテッド航空77便搭乗者、ユナイテッド航空93便搭乗者、救助隊員犠牲者
(企業名は記載しないと発表していますので変更ない限りそうなると思います)

(121)9・11テロのメモリアル氏名確認始まる(2009.6.1、7.1)              
 9・11ナショナルメモリアルでは、2011年完成予定のニューヨークのメモリアルに刻む「氏名」の確認作業を開始しました。このメモリアルは、テロ事件の追悼センターとして、2001年9月11日の四ヶ所および1993年2月のWTCテロの犠牲者の氏名が刻まれます。
 「氏名」確認の通知は第一当事者(next-of-kinn, 一般には奥様)宛に行われま。発送は6月中に行われる予定です。(追加情報は「お知らせ」欄に)
(7月1日現在、通知が来ていないところがあるようで、確認中です。7.1追記)

(120)第三回ヒアリング・でアンケート集計を発表(2009.6.1)                    5月20日衆議院議員会館で第3回(公式には第2回・最初のものは準備会扱い)のヒアリングが行われました。衆参両院の議員および秘書の方々多数、および前回に引き続き関係四省庁代表が参加されました。家族側から、銀行担当者を含め3名が出席し、2月に実施したアンケートの集計結果を報告しました。またミャンマーで取材中に射殺されたカメラマンの御遺族と会社関係者も出席され、海外での日本人被害者の支援について、検討が広がる可能性もみとめられました。
内閣府からは海外四か国での支援状況が説明がありました。
 当日、結論的なものは出ず、引き続き検討がおこなわれます。
 
(119)トリビュート・センターの入場者数・百万人をこえる(2009.6.1)
              
 現在、公開されているニューヨークで唯一の追悼施設である同センターは、4月30日入場者数が百万人を越えたと発表しました。休日には狭い館内が大混雑している模様です。関係者以外のかたもニューヨークにおいでの節は是非足をお運びください。グラウンドゼロの南側、消防署のとなりの小さなビルです。
 展示だけでなく、詩の朗読会を行うなど、多彩な活動を企画しています。

(118)新たに1名を鑑定(2009.5.1)                                   
 メディカル・エキザミナーは4月初め、あらたに一名の鑑定があったことを発表しました。54才の男性、北棟最上階のレストラン「ウィンドウ・オブ・ザ・ワールド」の従業員とのことです。工事開始に伴い2006年から行なわれた再確認作業によって回収されたご遺体です。(このところ新たな鑑定はありませんでしたが、この情報によりエキザミナーが依然鑑定の努力を続けていることが判ります)

(114)オバマ大統領、グアンタナモ収容所閉鎖の大統領令に署名(2009.2.1)         
新大統領は就任直後の1月22日、収容所を1年以内に閉鎖する大統領令に署名しました。翌日開かれた軍事法廷はすべての審理を120日間停止することをきめました。同収容所には240名のアルカイダ関係者が収容されており、その中には9.11計画を実質的に立案、指令したとされるハリド・シェイク・モハメド(ニュース110参照)なども収容されていますが、閉鎖後の収容場所、裁判の実施方法等の具体案については、今のところ何も決まっていません。

(113)アメリカへの渡航手続き改訂(2009.2.1)
 TV,新聞でも報道されましたが、1月12日以降、アメリカへのビザなしの渡航の際の手続きが変更になりました。これまで機内でカードに記入し、申告していた内容を、事前(72時間前)にインターンネットで登録する必要があります。旅行代理店でも代行してもらえますが、手数料として3,000-5,000円程度請求されるそうです。登録する際のインターネットは https://esta.cbp.dhs.gov/ です。(このHPからはリンクしていません)  ESTA(渡航電子承認システム)と呼ばれ、アメリカの国家安全保安省が管理しています。


    新しい年を迎えるNY市の風景(ロックフェラー・センター前)

(112)第2回ヒアリング実施(2008.12)
 12月24日(水)、衆議院議員会館内で行われました。家族側3名、議員4名および関係4省庁が出席しました。内閣府代表からテロ被害者への給付金制度について、外国の例を日本大使館の協力をえて調査中である旨の報告がありました。
 家族側の体験や要望を報告する必要があり、来春(2009年)早々にもアンケート票が送られる予定です。

(110)9.11首謀者犯行を認める(2008.12)
 9.11の犯行を立案し、実行を指揮したとされるハリド・シェイク・モハメドは他の4人とともにグアンタナモ(キューバ島内米軍基地)収容所で軍事裁判にかけられていましたが、11月4日、協議の末、犯行を認め裁判で供述するとの書面を裁判長宛て提出していました。彼らはイスラム圏では「悪役」とされているブッシュ大統領により死刑宣告を受ける事で、「殉教者」となる事を目的としたとされています。
 しかし12月8日の裁判では判決に至らず、裁判は新政権下で行なわれることになりました。(オバマ氏は収容所の米国本土内移転を表明しています)
 この裁判は抽選で選ばれた9名の犠牲者家族が傍聴しました。

(109)9.11被害者の体験の第1回ヒアリングを実施(2008.11)
 下記の質疑(108)をうけ、第1回のヒアリングが11月6日、参議院議員会館内で行われました。立法側から自民2、民主1、家族側から3名および企業1名が参加しました。また行政側からは内閣府、外務および厚生労働省、警察庁の代表者が出席しました。今回は一般論的な状況報告になりましたが、次回から具体例を話してほしいとの要望が議員の方からありました。(議会の運営上、日程が急に決まるのですが、今後もご都合のつく範囲で多くの方がご参加くださるようお願いします。官房長官の回答にも「御遺族の要望があれば」とあるように、要望しない限り事態は動かないようです。よろしくお願いします)                   

(108)参議院でテロ被害者支援につき質疑、官房長官は検討を指示(2008.11) 
 10月22日、参議院本会議でいわゆる「給油法案」の審議にあたり、藤田幸久議員(民主党)が質問をされ、その中で、「9.11テロ犠牲者の家族について、心の通った対応がなされていないのではないか」との質問をされました。これに対し、河村健夫国務大臣(官房長官)は、9.11被害者について「今後とも、御遺族から御要望があれば、可能な限り御遺族の支援にあたってまいりたいと考えております。」との回答がありました。また今後海外でのテロにより無差別大量の死傷者が生じた場合等に特別措置法などを制定する事などが考えられるとの回答がありました。さらにその後の記者会見で、早急に検討に入るよう内閣府に指示した(10月23日、朝刊各紙)とのことです。
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(107)港湾局がWTC開発状況についてのホームページ欄を新設(2008.11)
 NY市のホームページが健康問題中心のサイト「WTC Health」に変更される等、9/11に直接関係する情報の入手が困難になってきていますが、このほどニューヨーク・ニュージャージー港湾局は、WTC地区の開発状況に関する専門のサイトを立ち上げました。更新も適宜行われており、新しい写真や新聞発表などを見ることができます。 
 港湾局のサイト、http://www.panynj.gov に入り
(リンクしています)、右にある[World Tradecenter Progress](画がある欄)をクリックすると入ることができます。この中の[Image Gallary]は月2-3回更新され、工事の最新状況を知ることができます。
 なお「NY1」のサイトは大幅に変更されましたが、2ページ目の[Manhattan]の目次の下部に[WTC Coverage]があり、ここからニュース情報を得ることができます。

(106)地域開発計画発表(2008.9.27,10.3改訂)
 当初の予定より1週間遅れて、NY,NJ港湾局(Port Authority)は、開発計画の見直し(ロードマップ)を発表しました。それによれば、メモリアルの氏名表示部分は2011年の10周年式に間に合わせる。ただし、植栽等の地上部分の完成は遅れる。また、地下のミュージアム部分の完成は2013年になるとのことです。   
また、フリーダム・タワーは2013年、中心駅は2014年の完成をを予定しています。
さらに詳しくは11月に追加発表される予定です。                    
(ミュージアムの地上部分の完成・オープンについては記載されていません。私は先の計画に従い、
寄託品の提出を一部の方には来年3月とお勧めしましたが、この改訂によるとさらに遅くてもよさそうです)(2008.10.3)

追悼施設と商業施設、中央駅からなる南部マンハッタン地区の開発計画は、先に記したように(ニュース95)難航していますが9月27日に見直し案の公式発表が行われる予定です。情報入手次第この欄に掲載します。(9.27現在)
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(102)3隻の米・海軍艦艇「ニューヨーク」について
(
2008.9.27)
 NY、トリビュート・センターの入口脇に一隻の艦艇の絵が掲げられました。これは今年春3月ニューオーリーンズのドックで進水した揚陸艦・「ニューヨーク」で、その船首部分にはワールドトレードセンターの鉄骨7.5トンが使われています。2009年秋には米国海軍艦艇として就役する予定です。引き続き姉妹艦として「アーリントン」が2011年、「サマーセット」が2012年に就役する予定です。これらの艦は各地の犠牲者を追悼すると共に、アメリカをテロから守ることを任務とするとされています。

(101)白鳥さんの映画がモントリオール映画祭に(2008.9.27)
 アメリカン・ドリームを実現した白鳥敦さんの人生と、アフガニスタンの支援に活躍するお父様の活動を描いたカナダ映画「火と水」(仮題:火は戦火を、水は生命を象徴する)が今年末、カナダのモントリオール映画祭に出展される事になりました。日本公開は来年夏以降となる模様です。
(100)WTC、7号棟の崩壊は火災によるものと米国政府機関が発表 (2008.8.27)(9.27追加)
米国の政府機関(National Standards and Technology)は3年の調査の後 報告書を公表し、WTC7号棟の崩壊は火災によると発表しました。
報告書は、多くの聞き取り調査とコンピューターによる解析を総合した結果、ツインタワービルからの落下物により7号棟に火災が発生した事、上層階のスプリンクラーはバックアップ機能により火災をくいとめていたが下層階のスプリンクラーの配管がが損傷して機能せず、このような状況下で
熱により建物の梁が伸びて相互の結合部がはずれた事などにより、ビルが崩壊したとしています。
 この建物は航空機の衝突が無かったのに崩壊したことから、人為的に爆破されたのではないかという疑念が広がり、日本の国会でも取り上げられていました。(ニュース86参照)
(今回の発表はアメリカでも9.11陰謀説が広く流布されており、それを沈静化する目的もあった模様です。
詳しい記事がNYタイムス・8月22日号(B−p1,p5)に図面付で掲載されています。また23日Japan Times (p5)にも記事があります。またNew York TimesおよびNY1のウェブサイトにも掲載されています)
 
(97)WTCでの犠牲者名簿に1名を追加(2008.8.1)
 これまで行方不明者とされてきた女性に対し、新たに法的死亡確認がなされ、犠牲者名簿に追加される事になりました。彼女は医師で、勤務明けに帰宅するさい、死亡したと認定されました。
 これでWTCサイトの犠牲者数は、2571名になりました。


(96)瓦礫からの遺骨再回収の訴訟は却下(
2008.8.1)
 家族団体「適正な埋葬を求める委員会」は、スタッテン島の瓦礫を再調査し、NYのWTCメモリアルに納める事を要求し、その活動の一環として、2005年、NY市長を被告とする訴訟を連邦地裁に起こしていました。7月7日この訴えは却下されました。裁判所は「司法の権限は限られている」としています。
 
(94)篤志家から関係家族へ「連鶴富士」色紙の寄贈(2008.7.15)
福島市の東城喜一氏(日本折紙協会講師・85才)から、都内・文京区の「おりがみ会館」館長・小林一夫氏を通じて、「連鶴・富士」の色紙を家族の方々に贈呈したいとの申出がありました。これは一枚の和紙から富士を背景に、110羽の鶴が舞っているところを現されたもので、東城氏は鎮魂と平和の願いをこめて作られたそうです。ニューヨークのミュージアムにも650羽の鶴からなる星条旗を寄贈したいとお考えで準備を進めておられます。また両氏のおりがみ作品は洞爺湖サミットでも展示、飾付けされました。


        作品を持つ小林氏(左)と東城氏(右)

(93)「みずほメモリアル」移転(2008.7.15)(2008.11追記)
 大手町地区の再開発にともない、旧富士銀行本店前のメモリアルは再開発終了まで暫定的に移転される事になりました。移転工事は8月上旬から中旬頃に行われる予定です。
 移転先は「丸の内2丁目ビル」(先ごろまで文部科学省が使用・「丸ビル」の南・仲道り側)の1階建屋内です。商店も有る共用通路内なので、日曜・祝日も8時ー21時のあいだ、通行可能です。
(ネーム・プレートの補修も終了しています。 2008.11追記)

(92)ナショナル・メモリアルの募金1次目標達成・さらに第2目標を設(2008.5.1)
 ナショナル・メモリアルは当初の募金目標3億5千万ドルが4月9日に達成されたと発表しました。募金は50州、31カ国の6万名の協力により達成されました。最近の大口募金はカンター・フィツジェラルド社からの1千万ドルで、目標ライン突破に大きな力となりました。同社は658名の犠牲者を出しています。
 メモリアル財団はさらに追悼施設とミュ-ジアムの充実のため、第2期目標として2千500万ドルを設定し、引続き募金を継続します。


(89)新たに4名の犠牲者を鑑定 (2008.5.1)
メディカル・エキザミナーでは2006年後半から実施されてきた収容作業の結果、新たに4名の氏名が確認されたと発表しました。内1名は女性です。(日本人は含まれてない模様です)(NY1.web.による)

(88)北棟屋上の「アンテナ」をワシントンの博物館が展示(2008.5.1)
4月11日ワシントン(連邦議会付近)にニュース博物館「ニュージアム」が開館(正確には移設)しましたが、ここにはWTC1(北棟)屋上にそびえていたアンテナが展示されているそうです。
(舞い上がる砂塵の中に静かに消えてゆくアンテナの映像は繰り返し放映されました。おそらく展示を正視できないでしょうが、懐かしい感じもあります)

(87)犯罪被害者給付金法改正行なわれるも、海外被害者は対象外(2008.5.1)                                
  4月15日、犯罪被害者給付金等に関する法律が改定され、支援法として全会派一致で国会を通過しました。これにより、交通事故被害者並みの給付を要望していた被害者の要求はほぼ満たされました。しかし皆様にパブリック・コメントなどをお願いしたにもかかわらず、依然として海外における被害者は対象外になっています。海外被害者も対象としてほしいとの要望は法制審議会で一応紹介された様ですが、諸外国でも殆んど例がないと言う理由でとりあげられなかった模様です。(フランスは世界を対象としているが、イギリスでもEU諸国内に限られているとのことです) したがって現在海外での日本人に対する国からの補償は労災のみとなり、それ以外は自己責任という事になります。        なお、犯罪被害者基本法・基本計画では「通訳・翻訳者等を紹介する用意が有る」ことを外務省から知らせていただけるそうです。もちろんその費用は負担しなければなりません。                                     

(86)参議院外交防衛委員会で藤田幸久議員が質問                 
・アルカイダ犯行説に疑問? 
 (2008.5.1)                
 1月10日の上記委員会で、海上給油の継続法案(与党提出)とアフガン・テロ根絶法案(民主党提出)の審議が行われ、茨城県選出の藤田議員(民主党・同党防衛副大臣)が9.11に関する質問を行いました。質問の要点は、                                              
1.日本政府は9.11事件を犯罪としての見地から捜査を行ったか。                  
 2.犠牲者家族への援助は行ったか。                                      
 3.現在、事件はアルカイダの犯行と断定できない多くの疑問点が生じているので調査する必要があるのではないか。                                            
といったことでした。                                                  
2については、政府側より事件直後から多くの支援を行っているとの回答がありました。(皆様はどのようにお考えでしょうか)                                               
3については同議員より疑問点について多くの指摘があり、最後に米国政府の公式報告にはタワー7の崩壊について全く触れていないとの発言がありました。そこで時間切れとなったため発言の趣旨が不明でしたが、一部に航空機の衝突が無かったこのビルの崩壊は人為的に行われたとの説があり、その考えにそって給油法案の根拠に疑問を表明されようとしたものと思われます。           
(現在9.11はアルカイダの犯行ではなく、アメリカ側の「自作自演」ではないかとの見解を示す人たちがいます。「家族のページ」にそのような見解で書かれた本の読書感想を掲載しています)     
                                                 
(84)開発工事に伴う遺骨等の再収集作業はほぼ終了(2007.12.31)       
過去のニュースでお知らせしたサイトの工事の進捗と並行して行われてきたご遺骨の収集作業はほぼ終了し、メディカル・エキザモナーはブルックリンで行われていた選別作業所を閉鎖しました。     約2年間にわたって続いたこの作業により、1700個の遺骨等が新たに発見され、その中から7名の氏名が確認されました。  しかしドイツ銀行周辺などの立入り不可能な区域がなお未調査地区として残されています。(過去の関連記事:ニュース64,68、70、77)                 

   (79)「サダコ」の鶴がNYへ(2007.9.25)                          12日午後、ご家族のもとに残され「サダコ」の鶴五羽のうちの一羽が兄上である佐々木雅弘氏しからNYのトリビュートセンターに寄贈されました。       
    

 鶴は2cm角程度のパラフィン紙でおられた大変精巧なもので、まるで赤いルビーを思わせ、ピンセットで大切にあつかわれました。               
(右端は佐々木氏、鶴は左端 Lee氏の持つ箱の中にある。中央モノクロの写真は佐々木禎子さん。Tribute Center にて)      
               

(76)National Memorial のミュージアム責任者と面談(2007.9.25)          
 ニュース(71)に記したように、ミュージアムでは収集を開始しましたがその詳細について聞いてきました。故人の生活を偲ぶもの、それを追悼する家族の作品等はすべて収集対象となるようです。また一般のかたの、9.11に影響され、またこの悲しみに共感を示した作品等も収集されるようです。    また「敷石募金」についてはまだ充分スペースがあること、$100から募金できるようになったこと(これまでは$500)が確認されました。                                      
(以上の詳細については「お知らせ」欄に掲載中です)
 なお、「声の記録」を行う
「Story Corps」(ニュース53参照)と、ネット上で故人を追悼する「Living Memorial」(過去のニュース14,34参照)が、ミュージアムの公式協力機関として活動する事になりました。ただし、今のところNY周辺のアメリカ人の記録で手一杯で、他国人の場合の翻訳、通訳の問題までは手がつけられていないとのことです。                                 

(75)「サダコ」の鶴がNYへ(2007.8.21)                         
「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さん自身がおった折鶴が、NYのWTCトリビュート・センターに兄上の雅弘氏から寄贈されることになりました。禎子さんの折った鶴の殆どは「広島平和記念資料館」(通称:原爆資料館)に納められ、ご家族のもとには5羽しか残されていませんが、私達の送った鶴の話に感動された雅弘氏が、そのうちの貴重な一羽を寄贈される事になりました。        
 寄贈式は9月12日午後3時より同センターで行われます。                          
(その他の行事を含めて
9.11関係者の出席を希望されております。詳細は「お知らせ19」欄をごらんください)                                                       

(72)「折鶴」についてのその後の話題(2006.7.30)
 去る5月22日、WTCトリビュートセンターで、千羽鶴の由来や意義について「ジャパン・ソサエティー」の源和子氏による講演と、参加者による「折鶴」を作る講習会が行われました。
 このことについて「新広島テレビ」が紹介しました。その番組は現在サイト上で公開されています。(出席者が「ヒロシマと同じようにニューヨークのWTC跡も平和のシンボルになると良い」と述べているのが印象的です。なお冒頭に3-5秒程度、炎上シーンがはいります)
                   http://blip.tv/file/255945/

 また、広島の千羽鶴の発端になった佐々木禎子さんのお兄様,佐々木雅弘氏が、ニューヨークに贈られた鶴の話に感動され、9月に禎子さんの作った鶴を同センターに寄託される予定でその式があります。
 なお、このさい日本の9.11関係者も同席されるよう希望されています。(
詳細はお知らせ欄をご覧下さい)

(69)トリビュート・センターで「折り鶴」の展示開始('07.4.30)
 皆様のご協力で同センターに約1万2千羽の折鶴を送ることができました。荷物の開梱は主要関係者が立ち会って行ったそうです。「素晴らしい(Marvelous)」というメールがきています。
   4月10日より一般公開が行われています。階段の天井から一本約2mの連が頭上を覆うように、側壁には2連をつないで4mの連が吊り下げられます。
 5月22日にはオープニング・セレモニーが行われ、「ジャパン・ソサエティー」の代表者の挨拶などがある予定です。

 私達の送ったもののほか、事件直後に現場近くに飾られていた千羽鶴や、3月に訪問した広島の高校生(伊東和重様の母校)が持参した千羽鶴なども飾られます。

      折鶴の展示作業のスナップ(Tribute Center 提供)

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(53)WTCメモリアル財団ミュージアム(博物館)が9.11関係者の声記録収集を開始(2006.09)                                    
同ミュージアムはメモリアル完成の2009年の開館をめざしています。                
このほど9.11関係者(家族、友人、救援作業関係者など)の声の記録の収集を開始しました。犠牲者については2979人全員についての収拾を目標としています。なくなった方の生活や思い出等を語ることが出来ます。時間は40分で2枚のCDに収録され、1枚はミュージアムが保存し、1枚は貰うことができます。またこの際 証言者の写真撮影が
行われます。                  
                                   
この事業はいろいろな人たちの声による記録を行っている「Story Corps」という団体との共同作業として行われます。収録はPATHのコンコース、階段をおりて左にある収録室で行われます。(グランドセントラル駅にも録音室があります)(日本語で構わないと言われましたが、通訳については不明です。Story Coorps の従来の録音は、2名(10歳以上)の台本なしの対話方式で行われているようです。詳細および録音予約は同団体のサイトを参照してください)                           
                                        
www.storycorps.net.

録音室を見る
(来日しての収録も検討されています。詳細は続報をお待ちください。2008.9)   

(52)殉職消防士の追悼レリーフ完成(2006.9)              
グラウンドゼロ南側の消防署の西外壁に殉職した消防士を追悼するレリーフが完成しました。中央に煙を上げるツインタワーを配置し、これを囲んで消火・救出活動を行う消防士や車両、消防艇などが浮き彫りにされ、その下に殉職された消防士の氏名が表示されています。                              
レリーフを見る

また別の北面壁にはこの消防署の殉職者を記念するレリーフもあります。 
  
                                                      トップページに戻る

(35)グラウンド・ゼロ一周ツアー実施中(2006.1)                  
上記(36)の団体が企画・運営を行っています。事件の関係者、ボランティアなどが自分の体験を交えて跡地を一周し説明をおこないます。                                       
今のところ午後1時からの一回、約1時間、英語のみですが、土日は回数がふえます。また通訳については出来るだけ探すとは言ってくれていますが、なるべく現地在住の方などに同行してもらって下さい。一回10ドル、サイト上からチケットを予約する必要があります。                    
       
詳細を見る

(30)英国の「メモリアルガーデン(2006.1、追加'06.9,07.9,08.9,09.9’10.10)          英国は WTCで67名の犠牲者を出しています。これはアメリカ以外の国ではもっとも多い数です。この方達を追悼し、また英米両国の長い友好関係を記念する「British Memorial Garden」がNY市ハノーバースクエア(Hanover square)に着工しました。同スクエアーは通称なので地図上に記載されていない場合が多いのですが、ウオール・ストリートとパール・ストリートの交差点より2ブロック南にあります。(パールとオールド・ストリップの交点)                                      
 庭園はまだ工事中のため見ることが出来ませんが、PR と募金のためその
ジオラマがJFK空港に展示されています。British Air のチェックイン・カウンター前ですが隣にANA (及びUA)のカウンターもありますので機会があればご覧下さい。建設主体はチャールス皇太子を名誉総裁とするブリティッシュ・メモリアル・ガーデン財団です。      空港の展示を見る現在は有りません)   (2006.9現在、路面工事のみ終了した段階で未完成でした)                   
(2007.9現在、植樹は終了、周囲のフェンスを除きほぼ完成しました。 ただし、フェンスにUK構成国の紋章がとりつけられる予定ですが、肝心の部分が未完成ということになります。市民には既に開放されています)                                                     
(2008.9現在同じ状況です。資金不足?でも市民の憩いの場としての機能はすでに果たしています) 
2009.9あまり変化はありませんが、「ブリティッシュ ガーデン」の銘板(右)がつけられました。
2010年8月、エリザベス女王を迎えて開所式が行われました。東側の道路と隔てるフェンスの上に、犠牲者の出身地を表す紋がつけられています。      
(予定では中央に彫刻が立つことになっていますがまだ設置されていません)
(2010.10追加)
 
  
                   
                                 
フェンスを除きほぼ完成した英国寄贈の公園
(NY市の公園として維持・管理される)
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       (これ以降の「ニュース」は 2005年以前分です)

(21)WTC「回収写真」の公開開始 (2005.3)                    
アメリカのNY,NJ港湾公社では、トレードセンターの瓦礫中から回収した個人所有の写真のネット上での公開をはじめました。これはビルの勤務者が私的に保管していたものですが、現在 犠牲者家族にかぎり閲覧できます。約6000枚あります。
                            
詳細を見る
                           

(17)NY市警察(NYPD)遺留品の保管状況発表(2004.10)     NYPD は遺留品の保管、返還状況を発表しました。26,779個の遺留品を回収し、17,662個を返却したが、なお1,400個の宝石類を含む 685個が残っているとのことです。
(これらはいわゆる遺品としてではなく遺失物扱いとなっているようです。生還者の方の品物もふくまれるようですので貴重品を残してきた方は届出をされると返還される可能性があります)                                              

   詳細を見る

過去のニュース
(187)NYC援助団体から10周年式典参加者に補助金支給(2012.4.1)
(173)今年も追悼コンサート(2011.07.10)
(163)「サダコ」さんの心情を歌った「INORI・祈り」が「紅白」に(2010.12.23)
(151)今年の追悼式典について(2010.8.13、改訂8.26)
(147)被爆ピアノ、ニューヨークへ(2010.8.13)
(145)今年も9.11追悼コンサート開催(2010.7.8)
(142)残された瓦礫の判別作業進む(2010.5.1)
(138)未調査の瓦礫の調査を準備中(2010.2.1)
(135)「メモリアル」の「滝」の模型実験を実施(2010.2.1)
(129)メディカルエキザミナー(NYC)の作業進行状況(2009.9.25) 
(127)今年の9.11追悼式について(2009..9.2)       
(124)今年のNYでの追悼式について(2009.8.1)
(117)今年もNYでメモリアル・コンサートを企画中(2009.4.1)
(116)第1WTCビル(フリーダム・タワー)の最初の契約は中国企業・名称をめぐる論争も(2009.4.1)
(115)港湾局がメモリアルの進行状況を発表(2009.2.1)
(111)NYのメモリアル関係工事の進捗状況
(2008.12)
(105)7周年追悼式各地で(2008.9.26)
(104)日本関係者による追悼行事(2008.9.27)
(103)鑑定作業進行状況(2008.9.16)
(99)今年の追悼式も昨年とほぼ同じ模様(2008.8.1/8.26追加)
(98)NYで日本の音楽家グループが初の追悼コンサート(2008.8.1)
95)10周年までにナショナル・メモリアル完成するか?(2008.7.15)
(91)ローマ法皇がWTCサイトを訪問・祈祷(2008.5.1)
(90)イラン大統領が9.11に疑問・メモリアル財団議長は建設の意義を配信(2008.5.1)
(85)公式追悼施設の進捗状況(2007.12.31) 
(83)サンフランシスコ近郊ににUnited 93便のメモリアルが完成(07.12.31)   
(82)第3の9・11関連映画公開中(2007.12.31) 
81)6周年追悼式各地で挙行(2007.9.25)                       
(80)アメリカ大使が「みずほ」のモニュメントを訪問(2007.9.25)    
(78)静岡市の塾講師にトリビュート・センターが教育賞授与(2007.10.16) 
(83)サンフランシスコ近郊ににUnited 93便のメモリアルが完成(07.12.31)  
(77)メディカル・エキザミナー(ME)の作業進行情報(2007.9.5)
(74)公式追悼施設団体が名称変更(2007.8.21
(73−2)WTC追悼式典の会場問題が解決(20078.21)
(73−1)今年のNY市の追悼式典は会場が変更される模様
(2006.7.30、追記8.12)
(71)WTCミュージアムが事件関係品の寄託準備を開始(2007.7.30)
(70)遺体の捜索と確認作業は依然進行中(2007.7.30)
(68)ご遺骨の捜索と鑑定作業は継続中(2007.4.30、5.2改訂)
(67)公式モニュメントの募金は順調に推移(2007.4.30)
(66)United93便の家族にバラ「Forty Heroes」の苗が到着(2007.4.30) 
(65)ファミリー・ハウス移転(2007.3.20,5.2一部訂正)  

(64)現在までの遺体捜索状況と新センターの開設(2006.12.25)
(63)公式追悼施設の一部完成延期と氏名表示問題('06.12.25) 
(62)メモリアル財団の議長にニューヨーク市長が就任('06.12.25)
(61)WTC十字架の引越しとフリ−ダム・タワーの柱設置(2006.12.25)

(60)創価学会が追善法要(2006.12.25)
(59)911ウエルネスプログラム説明会2006.11.24
(58)5周年追悼式・ブッシュ大統領も参加
(2006.09)
(57)在日アメリカ大使館前でも追悼式(2006.09) 
(56精神的な治療に関する援助の締切り期限迫る(2006.09)
(55)復旧作業従事者の7割に健康被害(2006.9)    
(54)暫定追悼施設(Tribute WTC Visitor Center)がオープン (2006.9)
(52)グラウンド・ゼロ周辺パネル・およびウィンターガーデン展示の全面更新
(2006.9)
(51)メディカル・エキザミナー(COME)の鑑定作業進行状況(2006.09)
(50)ドイツ銀行建物からのからの遺体回収について(2006.09)   
(49)NYでの5周年追悼式についての公式発表(2006.8.16)
(48)
映画「ユナイテッド93」の上映せまる
(47)WTCメモリアルの設計変更についての説明会(2008.8)
(45)WTCメモリアル財団の混乱(2006.06.01)
(44)9.11関連映画の公開続く・予告編に要注意(2006.6.1)
(43トリビュート・センターの資料募集開始(2006.5.1、5.5、6.1改)
(42)解体作業中のビルから続々と骨片を発見(2006.04.19)
(41)
WTCメモリアル財団理事の来日(2006.04)
(40)WTCメモリアルの工事着工とそれをめぐるアメリカの一部被 害者団体の反対運動(2006.04)
(39)地下鉄サリン事件被害者グループからテロ反対署名のバナーのコピーを受領(2006.03)
(37)WTCメモリアルの完成は2009年で変更なし(2006.1)
(36)ビジターセンターの開設は6月か(2006.1)
(34)「リビング・メモリアル」計画は足踏み(2006.1)
(33)「Ground Zero Memorial Workshop」の展示(2006.1)
(32)
グラウンドゼロ周辺フェンスのパネルおよびウインターガーデンの展示更新(2006.1)
(31)
アメックス犠牲者のモニュメント(2006.1、2006.9訂正) 
(29)「犯罪被害者基本計画」に外務省の関与を明記(2006.01)
(28)
4周年追悼式終了(2005.9)                      
(27)東京・大手町にみずほグループのモニュメントが完(2005.9)
(26)WTC回収写真の公開範囲拡大(2005.8)            
(25)4周年追悼式(NY)の概要決定 (2005.8)   
24)「メモリアルを取戻す」運動始まる(2005.7)
(23)アメリカ被害者団体のメンバーが来日(2005.3)    
(22)ME鑑定作業の中止を公式に発表(2005.3)       

(19)三周年式典終了(2004.10 )    
(16)南部マンハッタン開発公社(LMDC)、メモリアルを含む新タワービル等の開発計画を 展示(2004.10 )
(15)Ground Zero(GZ) 隣接地に「ビジターセンター」を計画
(14)Web Site 上に’Living Memorial' の設定を計画中
(13)スタッテン島に同地区出身者のメモリアル完成、除幕 (2004.10)
(12)学友が久下季哉さんの記念樹植樹   (2004.10)
(6)白鳥敦さんのメモリアル施設、アフガニスタンに建設(2004.04) 


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